【感想・ネタバレ】湖畔亭事件のレビュー

あらすじ

片山里の湖畔に旅装を解いてはみたものの、刺戟のなさから女湯の覗き見を始めた男。凝った仕掛けのレンズを通して無聊を慰めてみるが、或る夜を境に屈託の虜となる。女の背中を窺う短刀の一閃――我が目に映ったものは犯行現場か、妄執のなせる業か~! 傑作「湖畔亭事件」に初の新聞連載「一寸法師」を併載。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『湖畔亭事件』
療養のために湖畔亭にやってきた「私」。昔からレンズにとりつかれ他人の行動を覗き見る事を趣味としてきた。脱衣場に仕掛けを施し様々な人々を観察していたが、ある夜女が何者かに殺害される場面を目撃する。同じく湖畔亭に宿泊する河野と現場で血痕を発見する。事件当夜から失踪した芸者・長吉。風呂炊きの三造。早朝慌ただしく消えたトランクをもった二人組の客。長吉と河野の関係。

『一寸法師』

0
2015年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

乱歩の作品には「気味悪さ」というものが付きまといます。
比較的その要素控えめ(それでも全くないわけではない)な
表題作ですら何か背筋にぞっとするものが
あるんですよね。

おすすめは著者らしさが前回に出てくる
「一寸法師」でしょう。次々とあらわになる
とてつもない真実というのが読者の目を惹く
意欲作でもあります。そしてエログロ度も格段に
上がっております。

いわゆる死体と人形が…という描写が
かなりくるものがありますので…

この手の奇怪なのが好きな人は面白いですよ。

0
2020年03月23日

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