【感想・ネタバレ】ジーンブライド(4)【電子限定特典付】のレビュー

あらすじ

【電子限定!描き下ろしイラスト特典収録】

堂々完結!! ジェンダー不平等×学園SF!

【ブロスコミックアワード2022 大賞】
【『このマンガがすごい!2023』(宝島社)オンナ編 第2位】

学生時代に失踪した友人・繪堂恵波を救出するため秀光館学園病院に潜入した諫早依知と正木蒔人。
ふたりはそこで“内部生”ーーつまり、自らの出生の秘密を知る。

「内部生は皆デザイナーズベイビー」。

加えて、“いさはやいち”の出生には更なる重大な秘密があり、依知は学園側に捕らわれてしまう。
一方、依知と同じ顔と名前を持つ諫早壱も学園の外では生きられない自身の「運命」を知っていた。

学園が定めた不条理な運命から、依知と壱は逃れられるのかーー。

全編通して息もつけないクライマックス!
物語のなかに現実世界の不均衡を描き出すジェンダーSF、万感胸に迫る完結巻!!

◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆

...続きを読む

生きづらさがテーマの物語と思って読むと、予想を裏切られる展開に…!!

主人公は、毎日生きづらさに絶望している諫早依知(いさはや いち)。
ある日彼女の前に同級生を名乗る正木蒔人(まさき まくひと)が学生時代のお礼を言いに現れます。
ですが依知には全く心当たりがなく…。

女性ならではの生きづらさエピソードとして、仕事でインタビューをした男性の映画監督と上映会で再会した際、一緒にいた蒔人が依知と同じことを言っているにも関わらず反応が全く違っていたり、依知に対しては服装のことしか覚えてもらっていなかったというものがあります。
その他にも女性にとって“あたりまえ”となっている“生きづらさ”で依知は少しずつダメージを負っていきます。
マイペースな蒔人に対しイライラをぶつけてしまう依知ですが、彼も生きづらさを抱えている人だったのです。

女性としての生きづらさと戦っている依知や、イレギュラーな事態に弱い蒔人など、多様性が叫ばれる現代にマッチしているキャラクター達に注目いただきたいですが、そんな生きづらさを感じている人たちのライフスタイルマンガと思って読み進めると衝撃の展開が待ち受けています。

ラブストーリー・お仕事マンガ・トレンディな物語・ミステリと、色々な切り口から楽しめる作品です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

押し付けられた「天国」より、自分で選んだ「地獄」

たいらは加害の責任を取ったけど、取り巻きは取っていないなあ。

権力者のジジイ共が自分に都合のいい仕組みを作り、女性を搾取し続ける様子が、グロテスク。

0
2025年01月30日

「女性マンガ」ランキング