あらすじ
欠落した記憶を抱え、殺人現場の写真に執着を持つ青年と、心を閉ざして、理想的な優等生を演じつづける孤独な少女。進学塾の屋上で出会った二人が見つめる恐ろしくも哀しい事件の真実とは何か? そして、少女のつけた巨大なヘッドフォンのコードは、どこにつながるのか? 冷徹なまでに美しい本格の論理(ロジック)で解かれる最大の謎は、エンドロールのあとの二人の未来――。
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Posted by ブクログ
何かが欠落しているツンデレ少女と何かが欠落している僕の物語。
キャラはいいと思うんだ。ミステリはどうなんだろう。
情報を聞くだけでわかるということは、私たち読者に同じ情報を与えてくれているってことなんだよね。
分からなかった(笑)
ただ謎解きはわかりやすかったと思うので、そこはすっきり!
続があるならこの二人の関係が進むなら読んでみたいかなぁって感じかな。
きっと解説の有川さんの「彼と彼女が出会い、求め合う、ただそれだけの恋の物語だ。」という言葉がすべて(笑)
Posted by ブクログ
進学塾のバイト講師と女子高生が、塾内で起こる事件を解決する連作短編ミステリ。表紙のイラストから完全にラノベと思ってたけど、本格とラノベの間ぐらい?
とにかくキャラが立ってる。不仲の両親を繋ぎとめるために優等生を演じる女子高生・瞑と、殺人現場の写真に異様な執着をもつ大学生・スカ。
解説で有川浩さんが言っているように、何かが欠落している二人が、それを補いあうかのように惹かれていく様子は、ミステリなんだけど、恋愛もののよう。ふたりのラストが爽やかでいい。
この作者さんの作品はレオナルド・ダ・ヴィンチのシリーズしか読んでないので、こんな作品も書くんだ、とちょっとビックリ。
瞑がいつもつけているヘッドフォンは、5章のトリックとラストに繋げるための設定だったのかと、最後の最後で納得。