【感想・ネタバレ】上流思考―――「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月03日

最近、上流思考の重要さに気付く。
改めてそれに特化した本を読んで、更に勉強が出来た。

印象に残った事が四つ。
一つ目、問題にただ対応するだけの状態が続くと、問題を防止出来る事を忘れる。
慣れが当たり前になる事で、問題と感じる頭をどんどん鈍らせる。
今の職場でも、これらを多く感じる。それを正すのは、...続きを読む何故?を繰り返す事だと思う。何故それをしているのかを考える事で、仕事の本質と、その間違いに気付く様になる。
二つ目、警察のくだり。
泥棒を捕まえることにしか眼中にない警官が多い。不良少年を説得しましたというより、この男を逮捕したという方が分かりやすい。
何も起こらなかったという事を、どうやって証明するか?
非常に深い話しで、上流思考の難しい部分だと感じる。
結果や評価がすぐ見えない(出ない)ものは難しい。その場合は、正しい根拠と欲の強さ、が大事になると感じる。
今の仕事に当てはめると、そこまで難しい案件は少ない。日頃から行う事は、出来るだけ結果や評価が数字で分かる様にする事が重要だと感じる。
三つ目、プロ選手は全力でプレーするから怪我が起こる、またそれは仕方がない事だと考える。
耳が痛くなった。
今の職場では、誰よりも上流思考を実践し、結果も出ている。それでも、悪い結果は当たり前と思ってしまう事もある。まだまだ考えが足りていなかったと反省した。どんな事でも本質を見極め正しいアプローチをすれば改善出来る。それを改めて考え直す。
四つ目、看護師のくだり。
タオルの不足やセキュリティータグの紛失。
不具合が起きても、その場しのぎで充実してしまう。トンネリングには達成感がある。
これは、典型的な例だと感じる。
その場しのぎは、対応した事に満足し充実感を与えてしまう。

上流思考の本質は、何で?を繰り返し、根底にあるものを把握し、それを改善する事だと感じる。
常日頃から、何で?を考えられる人は、上流思考の型は頭にあると思う。
竹中平蔵さんの本でも、上流思考の事を、“川を登り“と表現していた。
これから、どんどんその考えが必要になると感じた。
それらり、更に磨いていこうと思える様な本でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月05日

問題が起きる前に未然に防ぐ、現在の状況に課題を見つけることの重要性、方法が解かれている。
特に問題が常態化すると目に見えなくなるという言葉はまさしくその通りだと思った。旧態依然としたプロセスに新人が新しい目で、どうしてこうしているのか?と聞いた時から改善が始まるのはよく耳にするストーリーだと思う。
...続きを読むメモ代わりに本書に記載されいる七つのポイントを下記に記載する。
ポイント
1.しかるべき人たちをまとめるには?
2.システムを変えるにはどうしたらいいか。
3.テコの視点はどこにあるか
4.問題の早期警報を得るには?
5.成否を正しく測定するには?
6.害を及ばさないためには?
7.誰が起こっていないことのためにお金を払うのか?
乗り越えるべき課題
1.トンネリング
 今は対処できない(目の前の問題しか見えなくなる)
2.当事者意識の欠如
 それを解決するのは自分ではない
3.問題盲
 問題は見えるが仕方がない。

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