【感想・ネタバレ】こんな小説、書かなければよかった。のレビュー

あらすじ

親友の恋を、わたしは小説に閉じ込める。

「ずっと一緒に――隣にいてくれる?」「うん。永遠に」幼い頃に交わした約束。それ以来、わたしとつむぎは何をするにも二人一緒で、変わらない関係のはずだった。それなのに――。
「私、恋がしたいんだ。しおりはそれを小説に書いて?」
体が弱く入院中のつむぎが口にした『お願い』は、彼女と、わたしの昔馴染みの男の子との疑似恋愛を小説に書く、というもので――。
一つの『お願い』から変わり始める、わたしたちの関係。恋と小説の中に、つむぎが求めるものとは?
わたしと彼女、そして彼とで紡ぐ青春物語。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

1冊完結。衝撃的とも自虐的とも反則技とも見えるタイトルでの、少女たちの物語を"紡ぐ"、"栞"を挟む物語。しおりが想いを転換する場面まではとても辛い。相手を想うあまり傷つけることや、相手の為にということが実は自分の快感である、というのが暴露されていく所とか。だから最後の直前は二人を応援したくなる。

ライトノベルばっかり読んでいた身にとって、人物の動きが直接的で無い本作品の読書は頭と心を使って、じっくり読んだ。良い読書時間でした。ありがとうございます。

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2023年02月11日

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