あらすじ
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第一線で活躍する著者の過去の経験を元に、「顧客起点」の基本的な考え方と実践方法を描き下ろしマンガと解説文で紹介。課題発見から解決まで、顧客起点マーケティングのプロセスを60分で学べます。 ★こんな人にオススメ★・いいアイデアが思い浮かばない人 ・顧客のニーズがイマイチつかめない人 ・データを検証しても「売れない理由」がわからない人 ・広告や宣伝の効果が出ない人 P&G、ロート製薬、ロクシタンを経てスマートニュースと渡り歩いた、著者の経験とアドバイスがたっぷり。現場ではたらくすべてのマーケター、会社経営者必読の一冊です。
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Posted by ブクログ
実践的なマーケティング手法がまとめられた良本。
マンガのビジネス書は当たり外れが大きい印象だったが、この本は構成がシンプルかつ伝えたいことがはっきりしていて分かりやすかった。
商品やサービスは、独自性と便益を持っているかで四象限に分けることができ、その両方を備えていることを目指すべきとしていた。
独自性と便益を備えているものを「アイデア」と定義し、アイデアには「プロダクトアイデア」と「コミュニケーションアイデア」の二種類があると述べている。
他にはN1分析と顧客ピラミッドを紹介していた。
どちらもマーケティングの本質を捉えた手法だと感じた。
筆者がこれまで数々の企業で実際に結果を出してきた事が裏付けとなっており説得力があった。
Posted by ブクログ
新しいマーケティングとは、顧客視点でのマーケティング。課題発見から解決までを、優しく学べる。
漫画でストーリーを追いながら、文章で理論を理解しながら、両軸で学べるのが、マンガで学べるシリーズの良いところ。
Posted by ブクログ
新しい・・・ということもあり、
ペルソナ分析やデータ分析以外のマーケティング手法に
ついて学ぶことが出来ると思って手に取った本。
これまでの「ペルソナ分析」「カスタマージャーニー」
「データ分析」における問題点も指摘していて、
言われてみればそうだったと感じる気づきが多かった。
特にアンケート分析については耳が痛い。
自分も最近アンケートを受ける側になって気づいたが、
真面目に答えているつもりでもWebアンケートでは、
意外と正しいことを回答出来ていない感覚を覚えた。
ここで紹介してくれている「N1分析」。
ビジネスにおいても使ってみたいと思う。
【勉強になったこと】
・アイデアの構成
プロダクトアイデア:
製品やサービスそのものが競合に無い独自の特徴
を備えており、かつ顧客にとって具体的な便益を
提供できること
コミュニケーションアイデア:
商品やサービスを顧客に伝え、購買行動を起こす
ためのアイデアのこと
プロダクトアイデアとコミュニケーションアイデアは
主従関係にあり、プロダクトアイデア無く継続して
売れ続けることは出来ない。
・コミュニケーションアイデアにおける独自性・便益
独自性:
人々の注意を引き付けるコンテンツ
便益:
ポジティブな感情を生むコンテンツ
・多くの商品はターゲット層の50%以上に
認知されていない
・N1分析
顧客一人を徹底的に理解しアイデアを見つける方法。
購買契機はデータ分析から把握出来るが、
決め手となったきっかけはヒアリングしかない。
今の顧客は多種多様なため、マスではなく一人の
意見から周りに共感を生み出すアプローチが効果的。
顧客ピラミッドと組み合わせて活用すると良い。
・顧客ピラミッド
自社の顧客を以下に分ける。
RFM分析と違って潜在顧客も対象にしている。
ロイヤル顧客
一般顧客
離反顧客
未購買顧客
未認知顧客
セグメントは主観で定義して問題ない。
・N1分析のポイント
まずはロイヤル顧客から聞くのが良い。
ロイヤル顧客も、
最近ロイヤル顧客となったグループ
長年ロイヤル顧客であるグループ
一度離反して戻ってきたグループ
に分けてそれぞれ時系列でストーリーを語って
もらうのがベスト。
(認知したきっかけや、使用したいと思ったきっかけ、
継続して購入する決め手等を聞いていく)
ロイヤル顧客で得たヒントを他セグメントにも
聞いていき、何が一番刺さりそうか把握すること。
Posted by ブクログ
N数を増やすのではなく、まずはN1分析から消費者のニーズをつかむ。しかしターゲットを狭めるということではない。
プレゼントを贈る場合、喜ばれるのはどれか。
①家族、親友、恋人、いずれか一人
②同じ会社の同僚10人
③都内在住、時短勤務、小学生の子供がいる40代女性100人
全員に喜んでもらうプレゼントを選ぼうと思うと無難なものになってしまう。
人物を特定できる①の方が選びやすい。
→よく知らない相手を喜ばす方が難しいことである。
インタビュー結果を顧客ピラミッド分析で5階層のセグメントごとに分析する。
顧客ピラミッド分析
ロイヤル顧客
一般顧客
離反顧客
認知・未購買顧客
未認知顧客
Posted by ブクログ
元P&G、スマートニュースの西口さんが提唱するN1分析によるマーケティングをマンガで分かりやすく理解できる。
元の書籍も読んだけど、こちらの方が新規事業やアーリーステージには応用しやすいと思えた。顧客のピラミッド分析が最たるもので、元の書籍はブランドへの愛着も含めた9セグメントの分析を推奨しているが、こちらはブランド愛着を抜いた5段階。これなら整理しやすい。
マンガが折々に挿入されていることもあり、分かりやすく、初心者へのレクチャーにも良い。