【感想・ネタバレ】黎明の双星3のレビュー

あらすじ

圧政に苦しむ教会派と、支配者の傲慢に安住する聖典派。両者の心情を理解するが故に、民衆の指導者として立ち上がったリィーン。彼が、生涯の最後に選択したのは? そして、ダグラスとの友情の行方は――。大地に根を埋める巨木のごとく力強き筆致で、人の彩なす歴史を紡ぎ出した花田一三六渾身の書き下ろし、最終巻。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最終巻。この話はね~、なんとも言えないよホント。
切ない。自分の命を賭して世の中を変えようとしり若者。とも言えるし、無謀な若者達の反乱とも取れるし・・・。
最終的に納得いかなかったのはリィーンが最後に暴力に訴えたことかな~。青年シャムロックのときには非暴力を謳っていたのにさ。
結局そうなんかい。というか・・・。そうするしか方法がなかったのか・・・。とにもかくにもこれは「教会派」が自由を手にする話ではなく、それまでに言い方は悪いけど捨て駒になった人たちのお話って感じでした。そういう意味でやるせなく、切ない。
そんなある歴史書を垣間見るような小説ですね。

0
2010年04月29日

「SF・ファンタジー」ランキング