あらすじ
「ここに収められたひとつひとつの話には、「解」はありません。
それは、これからの時代を生きるには「解を求める」より先に、
「問いを導き出す」ことのほうが大事だと考えているからです」
(本書「おわりに」より)
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Posted by ブクログ
著者は、元リッツ・カールトンの日本支社長。長野市長選に出馬するも、651票という651(むごい)差で敗北。その後、善光寺で始めた百年塾の講演内容をまとめられたのがこの著書。ご縁をいただき、何度かご一緒したことがあるのですが、まさにホスピタリティの神様です。
100の講演内容が見開きとなっており、とても読みやすいです。また、逸話や格言、果ては道歌まで登場し、その豊富な知識には感心させられます。心配りができる人って、こんな風に考えるんだと、(きっと真似はできないのですが・・・)参考になります。リッツ・カールトンといっても、コツコツ地道なプロセスを力に変えているだけと言いつつ、素晴らしい上司や同僚にも恵まれ、そうした話も散りばめられています。
読んで、とにかく気持ちが明るくなるのですが、なるほどね~で終わらず、自らホスピタリティを実践せねばと思ってしまう1冊です。