あらすじ
君を俺に引きずりこんで溶かしたい これはΩの本能なのか?
フェロモンアレルギーの御堂(α)は、発情を抑えられずΩを抱いてしまう自分の体質を嫌っていた。
ある日、うなじに傷跡のある緋山(Ω)に取引を持ちかけられ、無差別な発情を抑えこむため番になる。
“抱かせてやる”ことで御堂を支配した緋山だが、御堂のまっすぐさに次第に心を開いていき…
逆転した世界で、もがきながら愛を見つける新感覚オメガバース、鮮烈デビュー作!
電子書籍は雑誌掲載時のカラーページを再現。電子限定の描き下ろしマンガ1pも収録。
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フェロモンアレルギーに悩むαとα嫌いのΩ。契約番いとなった二人。お兄さんがあらわれうなじの傷の真相がわかって辛かった。お兄さん酷いやつと思ったけど彼もある意味不器用。最後は家族ともうまくいって良かった。
良かった
切ないけど最後はハピエンで良かった!お兄さんのほうが好きなので、お兄さんのお話しも読みたいなぁ。この二人の甘々イチャイチャも読みたい!
素敵なお話
Ωが生きづらいというだけでなくαの方にも葛藤があって生きづらさを抱えているという初めてのお話でした
お互いの心情がすごく伝わってきて涙しちゃいました!
αの葛藤も描いたオメガバース
高校の同級生同士。フェロモン過敏症で、Ωに当てられて自分の意思でコントロール出来ずに身体の関係を持ってしまうαと、自分の性別のせいで家族と距離ができてしまい、αを嫌悪するΩ。オメガバの世界は、性に振り回される悲劇から逃れようともがく話も多いが、これもその話。特異なのは、振り回されたくないから番契約をするというところ。追い詰められての決断だったけど、結果大切な人が誰かがわかって、ハピエン。
クソだと思ってた義理の兄が、わかりにくいが実は想いがあったという事実にホッとした。
弱々しくない強いΩ良かったです!
攻めのαもいい子で収まるところに収まったという感じでした!
累くんには幸せにしてくれるΩが現れてほしいです!
オメガは番解消されたらニドと番えないし他のアルファとも拒否反応出て、エチ出来ない。攻めがやり捨てたら、辛いだけなのに、よくオメガから番になろうと言えたなぁ。
設定違うのかな?
良き
自分のバースで苦労してきた2人。それで色んなことを諦めてきたみたいだけど、振り回されないように番になって、ホントにちょっとずつ歩み寄って、最後はハピエン。
2人ともしんどい思いをしてきた分、幸せになってぇ。
匿名
あっという間に、読め終えた〜
こんなの読みたかった。
オメガバースものでも、珍しくて〜面白かった。
「性誘引物質過敏症」という、Ωフェロモンに過剰反応してしまう特異体質を持つα御堂くん。
息する事も辛い日々を過ごしていたけど・・・
バース性の偏見にうんざりしていたΩ緋山くんと、ひょんなことから利害関係で番になる。
緋山くんのうなじに傷〜なんだろーと、思ったら義兄に襲われて噛まれる寸前で自分で切ったんだ。
強いΩが好きなので、緋山くんがとても良かった!
バース性の世界において、Ωは搾取される側、αは支配する側だけど、そんなの全部突破らって、お互いを高め合った2人の話でした。
義兄、るいのスピンオフ読みたいな。
Posted by ブクログ
人よりΩにあてられやすいフェロモンアレルギー持ちα×潜在的差別意識を向けられることから退きたい傷持ちΩの利害関係BL。★3.7
以下、未読の方に向かないネタバレもあり。
他のコミックスを買った際にほぼ偶然セットで入手した作品だったのですが、第一印象が《Ω女子から『Ω好きの遊び人イケメン』くらいの認識で押されて度々関係を持ってしまうα男子(※実際はただのアレルギー被害)が攻め》ってまたすごいところから始まったな……と思いました。
ソフトよりさらにゆるふわ程度のSM(受×攻)な雰囲気があり、受けにはリバ意欲もあり(未遂)、攻め視点のヒーロー観など、散りばめられた要素はどれも好みで、私としては押しては返し、ブランコに乗っているようなわくわくのある一冊でした。
主導権は受け・蓮にあるようなので、今後の蓮の好奇心の数々の一部だけでももっと読んでみたいなと思いました。
あとは兄ですね……素でああだと良くも悪くも先々も大きな変化はないのかもしれませんが、以降彼の人生において何か機転は本当にないのだろうか……みたいな、あのタイプに対しては珍しく心配をしてしまう。弟の気持ちが僅かでも届く日が来ないのかな、とか。推定、なさそうですが。
とらのあな特典は『名前呼び』。
こういうちょっとしたエピソードが延々と可愛いことになりそうなカップルですね。隙あらば逆も見たいです。