あらすじ
古稀とは思えぬ若さ、明晰な頭脳と剣の冴え。
新しい大目付の誕生!
常陸の極小藩への誹謗中傷、調べを進めると、隣の藩に由々しき問題が見えてくる。
策謀を重ねる大名家相手に、新任大目付の活躍はいかに。
痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第1弾!
「大目付になれ」──将軍吉宗の突然の下命に、一瞬声を失う松波三郎兵衛正春だった。蝮と綽名された戦国の梟雄斎藤道三の末裔といわれるが、見た目は若くもすでに古稀を過ぎた身である。しかも吉宗は本気で職務を全うしろと。「悪くはないな」──冥土まであと何里の今、三郎兵衛が性根を据え最後の勤めとばかり、大名たちの不正に立ち向かっていく。痛快時代小説の開幕!
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Posted by ブクログ
おこぶし‐ば【御拳場】
〘 名詞 〙 江戸時代、将軍が自ら拳に鷹をすえて狩りをする猟場。厳重な禁猟区で鳥をおどすことさえ禁止されていた。
「公方様(くぼうさま)」は、時代や文脈によって異なる「公的な支配者」を指す言葉です。
「御三家」(ごさんけ)は、主に江戸時代に徳川将軍家に次ぐ家格とされた尾張徳川家、紀伊徳川家、水戸徳川家の三家を指します。この三家は将軍の継嗣が途絶えた場合に次期将軍を輩出す役割を担い、それぞれ徳川家康の九男(尾張家)、十男(紀伊家)、十一男(水戸家)を家祖としています。
古稀とは思えぬ若さ、明晰な頭脳と剣の冴え。
新しい大目付の誕生!
常陸の極小藩への誹謗中傷、調べを進めると、隣の藩に由々しき問題が見えてくる。
策謀を重ねる大名家相手に、新任大目付の活躍はいかに。
痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第1弾!
「大目付になれ」──将軍吉宗の突然の下命に、一瞬声を失う松波三郎兵衛正春だった。蝮と綽名された戦国の梟雄斎藤道三の末裔といわれるが、見た目は若くもすでに古稀を過ぎた身である。しかも吉宗は本気で職務を全うしろと。「悪くはないな」──冥土まであと何里の今、三郎兵衛が性根を据え最後の勤めとばかり、大名たちの不正に立ち向かっていく。痛快時代小説の開幕!