あらすじ
ついに重兵衛がおそのに求婚。その余韻も冷めぬまま、二人は重兵衛の朋輩だった柿ヶ崎作之助に出くわす。作之助は主君のために刀を見立てるよう命じられたのだった。その足で堀井道場の左馬助を訪ねた重兵衛とおそのは、そこで目にした一振りの刀に魅了される。文庫書き下ろし
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Posted by ブクログ
梅雨なのに入道雲が出る暑さの中、同心惣三郎と中間の善吉は、十手を探し回る。
そんな中も、見回りはしっかり、目は弱いものに思いやる。
重兵衛はおそのと、買い物に歩いていると、旧藩の作之助にあう。
作之助は、頭はいいのだが、間が悪く、人の名前を覚えにくいためか、周りから距離を置かれている。
作之助にとっては、変わり者と友人のいない中、重兵衛だけは声をかけ、誠意をもって相対していたので、無二の親友と、思っていたのだった。
今回も新しい登場人物たちが、魅力あふれる物語にしている。
Posted by ブクログ
1月3日~11日
ついに重兵衛がおそのに求婚。その余韻も冷めぬまま、二人は重兵衛の朋輩だった柿ヶ崎作之助に出くわす。作之助は主君のために刀を見立てるよう命じられたのだった。その足で堀井道場の左馬助を訪ねた重兵衛とおそのは、そこで目にした一振りの刀に魅了される。