【感想・ネタバレ】刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機のレビュー

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Posted by ブクログ

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最後まで興味深く読めた。
永井路子さんの「この世をば」でチラッと出てきた時に気になったものの、調べることもなく、今になって良い本が読めました。
日本の外交姿勢が1000年以上経ってもあまり変わらないような気がしてしまって、何といったら良いのやら。

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2022年09月18日

Posted by ブクログ

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平安時代の外敵の侵攻事件を学術的に取り上げた本
平安時代における地政学といってもいいですかね。
歴史好きの理系として、単語は知っていたものの、特に気にも留めていなかった一幕であったので、マニアックな本だなぁ~と思い手に取ったところ存外に面白かった。
「小右記」(小野宮右大臣(実資のこと)の日記という意味らしい)の記載をベースに、様々な文献的考察を踏まえ、どいう経緯で起こったのか、さらに歴史の文脈の中でどう解釈されていったのかを述べていて、なんというかスタンダードな歴史研究の書という感想です。
女真族の侵攻ルートが「日本史サイエンス」で触れられていた蒙古襲来のパターンと非常に似ており、これは女真の海賊を討伐にあたっていたのが高麗軍で、元寇も高麗軍が主力だったことから、やっぱり「歴史は繰り返される」と。月並みですが。
翻ってみると、現代においても地政学的リスクは変わってないじゃんと思い立ち、地形によって民族の攻防は自動的に決まってしまい、人って進歩しないんだな、と少し気持ちが沈んで閉じました。
本は面白かったんですけどね。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千年前の外国からの脅威「刀伊の入寇」
藤原隆家の話が全然少ない(笑)
でも、当時の西日本(朝廷)の緊張感を
知る音ができた・・・というのも寛平の
新羅襲撃事件なんて知らなかった

桓武天皇が常備軍を無くし(経費削減)
防衛力が超弱いところを暴れん坊貴族の
隆家訓大活躍なんてしょーもない話では
なかっ
本書は王朝期に萌芽した「兵:つわもの」
や軍事貴族などの、読んだ事ない王朝末
期の国防を考えさせられる一書です

いまから1002年前の事件です(/・ω・)/

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2021年09月03日

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