あらすじ
ずっとずっと好きで仕方がない、僕の初恋の女の子。でも僕の告白はいつだって笑ってかわされる。この気持ちをどうしたらちゃんと、分かってもらえるのだろうか。表題作をはじめ、思春期のあの頃、誰もが直面したあの壁に、恋のパワーで挑む甘酸っぱすぎる作品集。
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Posted by ブクログ
初舞城作品!『煙か土か食い物』も本棚にあるけど、読書リハビリ中なので短編から…。面白くてどんどん読めた!こんなに人を想って想われて…いいなあ( ; ; )他の作品ももっと読みたい作家さんでした。
舞城作品はスピード感とかテンポ感があると聞いていたけどやはりその通りで、読点が全然無くて文字がみっちりなのに文章が全部面白くて、スラスラ入ってくる。スピード感があるのも、大事な所が書かれ切ってないとかではないのに文章に勢いがある!
タイトルの「私はあなたの瞳の林檎」について、もしこれが「あなたは私の瞳の林檎」だったとしたら、男の子から見た林檎ちゃんだけど「私はあなたの瞳の林檎」は、林檎ちゃんから見た男の子( . ̫ . )あなたの瞳の林檎というのが、男の子が自分しか見てない事に気付いてるみたいで良い!林檎ちゃんはずっと男の子の好きというアピールをスルーしてて、実は林檎ちゃんも男の子の事を特別だと思っていることをずっと隠していたのに、あなたの目にうつってるのは私だけという自信と自覚が現れてて可愛い( ˙꒳˙ )♡と考えるなど…