【感想・ネタバレ】恐竜学者は止まらない! 読み解け、卵化石ミステリーのレビュー

あらすじ

恐竜学者って、毎日何をして過ごしているの? 研究はどうやって生まれて、完成するの? 恐竜学者を目指して北の大地に旅立ち、大学院ではカナダに留学。恐竜の謎を追い求めモンゴル、中国、アメリカ、ウズベキスタンへ。世界経済の荒波にも、「あきらめなさい」の一言にも負けず、恐竜の生き生きとした行動・生態を解き明かすべく奮闘し続けた日々を、ユーモアを交えて語る。丸くて硬くて面白い、卵化石研究の世界へようこそ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通り、現役バリバリの恐竜学者である著者が自身の研究領域について、その魅力を伝えようとしている本。
恐竜学者といっても、専門は恐竜の「卵」の化石の専門だそうで、ニッチなんだそうです。
恐竜の卵の研究!??と思いきや、結構中身はサイエンスって感じで、古生物を研究するのに、現在、生存している生き物と比較し、それらの元データから統計学を駆使して、新しい知見を得る、論文で発表する、というスタイルに感心しました。
思ったのは、どんな研究領域でも何か説得力のある論理を展開するためには、データサイエンスの知識が必要なんだな、と。
研究が好き好きでしょうがない、という感じが文体から伝わってきて、仕事というか研究そのものを楽しんで、今後も驀進していただきたいと思いながら閉じました。

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2022年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本著は、恐竜卵化石研究の修士から博士、ポストドク生活を経て大学教員職を手にいれるまでのトキメキにあふれた研究生活が綴られており、この先も研究の広がりを期待させてくれる。
 卵殻のスカスカ度(間隙率)の評価方法の確立や間隙率からの巣のタイプ(埋蔵型、オープン型)の推量、発掘した地質からの営巣環境の推量などその研究過程が生き生きと描かれている。若手研究者のほぼリアルタイムの研究過程のわくわく感、さすがだ!
 

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2021年10月17日

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