あらすじ
円高・円安? インフレ・デフレ? 金利? 仮想通貨? などなど、どの言葉も耳にしたことはあるけど、それが何かをちゃんと説明するのは難しい……。本書は、そんな経済のキホンが、ズバリ! 小学3年生にも理解できるほどわかりやすく解説された画期的な入門書です。
大人なのに、実は経済のことチンプンカンプン……と劣等感を抱いている方。
テレビの経済ニュースがもう少し理解できたら……と考えている方。
わが子に経済について教えられるようになれたら……と考えている方。
そんな方は、ぜひ本書をお手に取ってご覧ください。本書は、涙あり笑いありの対話形式の物語となっており、ストーリーを楽しみながら、自然と経済の知識が身につく仕組みとなっています。
そのため、「勉強しなきゃ」「覚えなきゃ」「理解しなきゃ」という意気込みや苦労をまったく必要とせず、まるで、「歯がなくても噛めるほど柔らかく煮込んだシチュー」のように、面白おかしく読んでいるうちに自然と経済のキホンをマスターできる、そんな一冊です。
物語を少しご紹介しますと……。本書の主人公である小学3年生の『領太』は、ある日、亡きおじいちゃんと再会します。
大学で経済学を教えていた領太のおじいちゃんは、領太が幼い頃、あることを機に命を落としてしまうのですが、孫の領太を心から愛していたおじいちゃんは、全力を振り絞って現世に姿を現します。
そして、かわいい孫の領太に、経済の知識を優しく注ぎ込むのです。
月日と共に、二人の関係には固い絆が結ばれるものの、いつまでもその関係が続くことは許されず……。
小学生から大人まで、幅広い年齢層の方にお楽しみいただける新感覚エンターテイメントな経済入門書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
概要
小学3年生にも分かるように経済のことについて説明する
メンタルマップ
・経済的自由を手に入れるために、経済について知りたいと思ったから
・お金の仕組みを理解する上で、経済を理解することも必要と思ったから
・経済とは何かを知りたい
・世の中のお金の流れについて知りたい
・人々の消費行動について知りたい
・それぞれのジャンルの経済学につながるような、経済学の基礎を身に付けていたい
・世の中のお金の流れや人々の消費行動について理解していたい
雑感
・経済とは、「お金のやりくり」
・1ドル100円が、1ドル 90 円になるということは、それまで1ドルの価値を買うのに100円必要だったものが、 90 円で買えるということだから、 10 円分、円の価値が高くなってるってこと(円高)
・1ドル100円が、1ドル110円になるということは、それまで1ドルの価値を100円で買えたものが、110円出さないと買えないということだから、 10 円分、円の価値が低くなってるってこと(円安)
・借り手から貸し手に支払われる、あるいは貸し手が借り手からもらう利子の 元金(貸し借りした実際の金額)に対する割合のことを 金利 という
・国全体のお金の量が少ない時は、金利を低くして、みんながお金を借りやすくする。そうすると新しい商品を作ったり、大きな工場を建てることもできて、お金が世の中に出回る。そして景気が良くなってきたら、物価が上がりすぎないよう今度は金利を上げて借りにくくする。そんなふうにコントロールしながら物価を安定させると、経済も安定的に成長するという仕組みさ。その仕組みを「 金融政策」 と呼ぶ
・経済ってなんだ?から保険、年金、資産運用、仮想通貨まで、幅広いジャンルをそもそも論から解説してくれて非常に分かりやすかった
Posted by ブクログ
わかりやすかった。
経済について知識をつけなきゃなぁーと考えていて、でも難しい本はわからないから手を出していなかったけど、この本で理解できた事が多かった。
GDP 国内総生産 国内で生産されたモノやサービス
GNP 国民総生産 日本人が生産したモノやサービス
昔習ったはずなのにすっかり忘れてた
Posted by ブクログ
感動できる経済入門書。
小学3年生の孫と幽霊になったおじいちゃんが「経済ってなんだ?」という話題でお話しする。
内容は全て会話文で、堅苦しくなくてすらすらと読める。文頭のイラストがかわいい。表情もちゃんとついている。
日経テストに挑むために購入したが、読んでいて良かったと思えた。
Posted by ブクログ
経済と言っても具体的に何のことだろう、知らないから苦手な分野だな、と思っていました。しかしこの本を読んで基本的なことを自分の中に落とし込めたと思います。税金や円高円安などをトピックごとに会話形式で書かれていて、とても読みやすかったです。
Posted by ブクログ
暗号資産は法定通貨の不安定さのカウンターとして表れた。
国や中央銀行を信用できないという2010年直前の思いが根底にある。
みんなが関係するものだからこそ、みんなにわかりやすいように経済を考えなければならない。
Posted by ブクログ
子どもに経済のことを教えるための勉強として読んだ。
書いてあることは私が大人なので一応全部わかる…しかし、本書を読んでみて、経済のことを噛み砕いて説明するのは本当に大変だなとあらためて思った。
子どもの生活に結びつけてひとつひとつ丁寧に伝えていく必要があるなと今更ながら思った。
Posted by ブクログ
小学3年生にもわかるように、をコンセプトに経済の基本について教えてくれる入門書。話題は多岐に渡るが、本当に入り口の入り口なので、大人が読むと物足りないかも。しかし世の中のしくみについて我が子に説明するための手引書と思えばなかなかの良書。