あらすじ
「今日からちょうど千日後、俺はお前と離縁がしたい」
強い癒やしの力を持つ大聖女として、民衆から慕われていたフィーネ。しかしある日、自分をライバル視する後輩聖女・キリアの策略により、烙印を押され、教会を破門されてしまう。さらに、お金に目が眩んだ両親に売られて、異教徒・ナルカ族の辺境伯に嫁ぐことに。
それでも慎ましく頑張ろうと、結婚生活初日を迎えたフィーネだったが……。
破門された元大聖女×無愛想な年下辺境伯の、1000日限りの偽り婚。
後輩聖女・キリアの策略により「大聖女」の称号を剥奪されてしまったフィーネ。
突然持ち上がった婚約話に戸惑うも、相手である当主・ガーロウから「千日後に離縁したい」と告げられてしまい…。
聖書の教えと自身の信念を胸に、どんな状況でも他人に優しく接するフィーネの強さとひたむきさには、思わず心を打たれます。一方で、彼女を妬む者がいるのも人間の性とはいえ、あまりに理不尽な仕打ちを受ける彼女の姿には、歯がゆさが募ります。また、婚約初日に離縁を申し出たガーロウも、冷酷な当主かと思いきや、立場ゆえの苦悩を抱える一面が見えてきます。彼の何事にも真摯に向き合う彼を見ていると、「フィーネの優しさに気づいてほしい!」と願わずにはいられません。
果たして千日後、二人の婚約の行方は――? 最後まで目が離せません!
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匿名
大聖女の称号を剥奪されてしまったフィーネ。婚約者ガーロウからは千日後に離縁したいと言われるなど、さんざんな環境にいます。聖書の教えと自身の信念をもとに、逆境にめげずに優しく接する姿に、胸が熱くなります。しかし、彼女の周りの人たちはクズですね。ガオーロウはフィーネのよいところに気づくのでしょうか。この先が気になります。