あらすじ
「十四人目の王子こそが…黒幕ではないかしら?」
黒幕が探していたという王家の家系図を手に入れた私ことアイリーナ。その家系図には、世間には明かされていない十四人目の王子”J"の存在が記載されていた。真犯人に迫る鍵を掴んだ私とヨルクは、いよいよ事件の真相に…!
推理小説オタクの悪役令嬢×傲岸不遜な従者が贈る、異世界ライトミステリー、ついにすべての謎が明かされる完結巻!
【本作品は『犯人はあなたじゃなくて?~悪役令嬢の私は今日も第一容疑者として断罪されかける~』第27巻~第33巻を収録した合本版です】
現実社会に生きる主人公が、本にまみれて亡くなった後に転生してしまったのは……恋愛小説の悪役令嬢アイリーナだった!?
このままでは断頭台ルートまっしぐらの運命を変えようとした矢先、参加した舞踏会でなんと王子が殺害されて、更にはその犯人に仕立て上げられてしまいます。しかし、前世の彼女は「推理小説オタク」です。見事な推理で真犯人を導き出したことをきっかけに、王子の従者ヨルクと偽装の婚約をして手を組むこととなったのでした。
事件が起こるたびに第一容疑者だと疑われてしまう不憫なアイリーナですが、その度に冷静な態度で事件を紐解いていく姿が爽快です! 推理要素だけでなく、偽装の婚約者のはずのヨルクと徐々に距離が近づいていく様子にも目が離せません。
しかも、ヨルクはアイリーナに重大な隠し事をしているようで…!?
悪役令嬢×ミステリーという、一味違った悪役令嬢の作品を読みたい方にオススメの作品です!
感情タグBEST3
合冊版最終巻5巻目。
とりあえずアイリーンがタイトル回収してあなたじゃなくて?って言えてたからまぁよし!
ミステリ的には、あーいつものファンタジーなーロッパ転生だけど、謎解きはあるあるなオチじゃーん、て感じですが、ヨルクとのへっぽこバディっぷりがちゃんとラブコメだったのでよき。
描き下ろしおまけが後日談で微笑ましかった。うん?ミステリで続編の巻て事は、ヨルクの行くさきで殺人事件起きちゃうってことじゃんね…?ミステリ世界は人が死にすぎ問題あるあるやのぅ。
描き下ろし(137ページ~)
分冊版で先に読んでいたのですが、描き下ろしが読みたくて購入。
最後まで「らしさ全開」のアイリーナとヨルク、とても可愛かったです。
んー…
ストーリーさえよかったら割とさほど気にしないんですけど…
絵が…稚拙というか…うーん。
嫌いではないんですけれど、もうちょっと表情筋が欲しい…。
『なんやかんやふわっといい感じにまとまっておしまい~』
という感じでしょうか?
結局ヒロインの猛烈に悪い性格、というのはあまり訂正もされていかず
中途半端に出てきたキャラは中途半端にご退場。。。
モノローグですら結末は描かれず…
元々私はサスペンスが好きなので、謎解きだったりミステリーだったり…
そういうものを描きたいのなら、もう少しきちんと練り込んで欲しかったなぁと思いました。
そんな応じの人数必要だった?とも思ったし…。
ずーっと、巻数を進める毎に …で? …うん、で? で?で?で??という気持ちは募りましたが
そのまま終わってしまいました。
悪くはないんでしょうけれど…
正ヒロインもいまいちよくわからん…。
すべてのキャラの設定が中途半端っていう感じですかね…。