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荒唐無稽な話ばかりの短編集だが、その全てが等身大なので、ほんのちょっとだけ「ありそう」な気持ちにさせてくれるのが、この作品もとい椎名誠のいいところ。今作の中では『熱風』が好き。★4
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短編集です。
奇想天外な展開あり、ブチっと終わるオチもありで、なかなか楽しめました。
巻末の解説を、シーナさん自ら書いているのが面白かった。
感動したっ!以上!!(毎度お馴染み、小泉元総理のパクリ)
Posted by ブクログ
ブリキの領袖
考える巨人
狸
机上の戦闘
料理女
鳥人口伝
飛ぶ男
熱風
問題温泉
Mの超能力
三角州
じやまんの螺旋装置
アルキメデスのスクリュウ
の13作品からなるシーナ的オモシロ怪奇な短編集。
各物語のラストにやってくる意外な結末の鋭い切れ味という点では、
『飛ぶ男、噛む女』の作品群のほうが上かも。
元女子プロレスラーと元プロボクサーが夫婦という設定の「飛ぶ男」なんかは、
ものすごく期待して読んだのだけど、
そういうオチですか・・・・という感じでした(汗)。
Posted by ブクログ
この帰りの新幹線の中で一本書き上げてしまうのだ。その後乾いた内蔵にビールを流しこむのだぞ。むふふ。しかしこの車両冷房が効き過ぎてるな。寒いぞ。みたいな感想を持っている時に、次から次へとファンタジーやSFの世界に思いを馳せながら書いているんだろうか。面白い。
Posted by ブクログ
椎名さんの小説を読むのは本当に久しぶり。なんと『雨がやんだら』以来かも。『問題温泉』、『熱風』は、いくらなんでもそんなことは起こらないでしょうよ、と思いつつも、その暴走っぷりがばかばかしくてたまらない。『机上の戦闘』、『三角州』は短いけれどすごくうまいSFだし、『鳥人口伝』には椎名さんの意外なテクニシャンぶりが見えて、全部で13編のそれぞれに色合いは違うけれども何とも言えない味があっておもしろかった。