【感想・ネタバレ】長く素晴らしく憂鬱な一日(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)のレビュー

あらすじ

ある一日の出来事について綴られた異色小説。地下鉄駅に佇む夕子。蛇をポケットにしのばせる詩人。スピーカーを背中にしょって説教する男。孤独や喧噪や疲労をものみ込んでしまう「新宿」という街の物語。

本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。

<目次>
三時の夕子とゴケアオミドロ
新宿シルクロードぬめぬめルート
クサカ・シノブは何時笑いますか
クソして死ぬべき人々
あついあぶらの中のレタスともやし
跳ね犬作太郎は何みて跳ねるか
妻のくれたかつをぶし
犬の夢ゾンビの夢
おれも女も海にむかった
対談 椎名誠×目黒考二
電子書籍版あとがき
椎名誠の人生年表

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Posted by ブクログ

シーナ氏の文学性の一面が見れる一冊でした…。 ←え?? 社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

ともかくシーナ氏の普段書くエッセイやら私小説じみた小説やらとは違ってひっじょおに暗いムードが漂う小説でした…。

タイトルにもある通り、全編に渡って憂鬱なムードが漂っている感じでして、それにしては話そのものがよく分からないし、すべてはシーナ氏、というか、主人公の妄想? という感じもしますしまあ、なんだかナー…な一冊ではありますね…面白かったけれども…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

まあ、たまにはこういうのもイイヨ! というような一冊ってだけは確かですね…個人的にはこの文体というか、雰囲気、嫌いじゃないです…おしまい。

ヽ(・ω・)/ズコー

0
2014年08月27日

Posted by ブクログ

びっくりする程なんでもない小説です。
ストーリーは新宿のワンルームに事務所を構える著者が仕事を切り上げ、寄り道しながら帰って寝て起きただけ。
しかし、そのなんでもない一日を妄想と思い出を絡めて楽しませてくれるのです。あちらこちらに思考が飛び繋がりがないようでそうでもない。
人の頭の中をじっくり覗けるのならばかえって平凡な一日の方が際立つのでしょう。忘れた頃にまた読みたいと思います。

0
2009年11月09日

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