西和夫のレビュー一覧

  • 二畳で豊かに住む

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    狭い住居に住んでいた有名な作家たちの生活の様子が紹介されていた。
    広い空間でゆったり済む事に憧れはあるが、狭いながらも楽しい我が家を改めて感じられた。病気や戦争で狭い生活空間を余儀なくされた作家もあり、そんな中で作品を生み出していった姿に尊敬の気持ちもいうまれた。

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    2024年06月12日
  • 二畳で豊かに住む

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    狭いと色々工夫をして暮らすようになる。狭いところで楽しく暮らせてる人は、心が豊かなのかもしれない。

    (森本毅郎スタンバイで紹介された本)

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    2011年09月11日
  • 二畳で豊かに住む

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    二畳で豊かに暮らす。そんな挑戦的な、不可能と思われるタイトルに惹かれて一読。
    内田百問、漱石、子規らの住まいの考察、遍路を接待していた建物の調査、戦後の建築家によるミニマムな住居の提案など、ためになる論文を読んだ気になれた。
    劣悪な住環境は、ひとを荒ませる。
    でも、ただ広ければいいというものでもない。広さは快適さに影響するけれど、比例するものでもない。
    自分に合った、必要かつ十分な住空間に住まうこと。そして豊かに暮らすこと。この豊か、というのは経済的な意味よりも、測れない内面的な、人間的な豊かさのこと。
    それを自身も求めてゆきたい、大切なことだなと改めて思えた。読めてよかった。
    子規の布団の狭

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    2021年09月06日
  • 二畳で豊かに住む

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    そのためには
    「不便」という概念を超克し、空間の豊かさを追求する
    という姿勢が最重要である。

    故に、トレーラーハウス、カプセルホテル、ネットカフェの類はそれに叶わない。
    これらは単に普通の居住空間を模倣したり、個々の欲求だけを具現化したに過ぎないからである。
    どんなに豪華で快適な空間であっても、工夫の凝らされた橋の下のゼロ円ハウス以上に(精神的には)豊かに暮らすことは決してできない。

    まぁ、以上のことは一度でもルンペンを経験した人でないと中々判りにくいのかもしれないけれど…

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    2017年06月24日
  • 二畳で豊かに住む

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    鴨長明、高村光太郎、内田百閒、立原道造、夏目漱石、正岡子規の小屋または小部屋暮らし。
    面白いといえば面白いけど、みんな物故者で、歴史上の人物。現代・現在の人で、選択的に2畳暮らしをしている人の話を入れて欲しかった。

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    2015年10月18日
  • 二畳で豊かに住む

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    精神論ではなく、過去の人達が二畳程度のところでどんな生活をして、何を産み出してきたか、というドキュメントで、迫力あり。

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    2012年05月07日
  • 二畳で豊かに住む

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    ネタバレ

    引越した部屋の狭さに絶望して思わず手に取った一冊。お蔭で大変心強くなりました。うん、彼らに比べたら全然マシ。
    二畳。「起きて半畳、寝て一畳」とはいいますが。残り半畳は収納ですか。

    たしか森見登美彦の「四畳半神話体系」には、「二畳に住んでいる強者を一人だけ知っていたが、彼は精神に異常をきたして親に実家に連れ戻された」のようなことが書いてあったと思うけれど、普通はそうなると。監獄の方が広そうだもの。そんな部屋に複数人で住む文豪達。彼らの精神はどうなってるのでしょうか。しかも文章を見る限り結構楽しげである。

    文豪たる想像力を総動員して現実逃避でもしていたのでしょうか。彼らの才能の原点はそこにある

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    2011年09月21日
  • 二畳で豊かに住む

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    ひとはどのくらいまで狭い場所に住むことができるのだろうか。
    戦後、住む場所をなくした内田百閒は屋敷の離れに間借りして妻と二人で三畳(一畳は荷物置き場)に住む。炊事は外で七輪を使い、憚りは外へ。
    智恵子亡き後、山小屋に暮らす高村光太郎。夏目漱石の小さな下宿。病床の正岡子規に至っては、布団の中だけがマイワールド。
    (貸出中)

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    2011年04月28日