西和夫のレビュー一覧

  • 二畳で豊かに住む
    狭いと色々工夫をして暮らすようになる。狭いところで楽しく暮らせてる人は、心が豊かなのかもしれない。

    (森本毅郎スタンバイで紹介された本)
  • 二畳で豊かに住む
    二畳で豊かに暮らす。そんな挑戦的な、不可能と思われるタイトルに惹かれて一読。
    内田百問、漱石、子規らの住まいの考察、遍路を接待していた建物の調査、戦後の建築家によるミニマムな住居の提案など、ためになる論文を読んだ気になれた。
    劣悪な住環境は、ひとを荒ませる。
    でも、ただ広ければいいというものでもない...続きを読む
  • 二畳で豊かに住む
    そのためには
    「不便」という概念を超克し、空間の豊かさを追求する
    という姿勢が最重要である。

    故に、トレーラーハウス、カプセルホテル、ネットカフェの類はそれに叶わない。
    これらは単に普通の居住空間を模倣したり、個々の欲求だけを具現化したに過ぎないからである。
    どんなに豪華で快適な空間であっても、工...続きを読む
  • 二畳で豊かに住む
    鴨長明、高村光太郎、内田百閒、立原道造、夏目漱石、正岡子規の小屋または小部屋暮らし。
    面白いといえば面白いけど、みんな物故者で、歴史上の人物。現代・現在の人で、選択的に2畳暮らしをしている人の話を入れて欲しかった。
  • 二畳で豊かに住む
    精神論ではなく、過去の人達が二畳程度のところでどんな生活をして、何を産み出してきたか、というドキュメントで、迫力あり。
  • 二畳で豊かに住む
    引越した部屋の狭さに絶望して思わず手に取った一冊。お蔭で大変心強くなりました。うん、彼らに比べたら全然マシ。
    二畳。「起きて半畳、寝て一畳」とはいいますが。残り半畳は収納ですか。

    たしか森見登美彦の「四畳半神話体系」には、「二畳に住んでいる強者を一人だけ知っていたが、彼は精神に異常をきたして親に実...続きを読む
  • 二畳で豊かに住む
    ひとはどのくらいまで狭い場所に住むことができるのだろうか。
    戦後、住む場所をなくした内田百閒は屋敷の離れに間借りして妻と二人で三畳(一畳は荷物置き場)に住む。炊事は外で七輪を使い、憚りは外へ。
    智恵子亡き後、山小屋に暮らす高村光太郎。夏目漱石の小さな下宿。病床の正岡子規に至っては、布団の中だけがマイ...続きを読む