本田一成のレビュー一覧
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購入済み
企業側のつけ込み構造の巧みさ
自分が置かれている環境が明文化されていました。
パートの労働環境について、言葉にならないもやもやとした不満や歪みを感じ、退職を考えています。
この本を読み、パートはこんなに搾取されていて、このようにつけ込まれる構造になっていて、企業側からしたらこういううまみがあるから飼い殺しのような労働環境になっているのか、と合点がいきました。
週明けに辞表を出します。二度とこのような働き方はしたくありません。
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Posted by ブクログ
ネタバレ・正社員で働いていた頃、わたしの中での主婦のパートタイマーへのイメージは、本書で多くの人が誤解していると書かれる通り「サラリーマンの夫に扶養されている、お気楽な短時間ワーカー」そのものでした。
・しかし、この実態は1980年代のみの短命な存在であって、90年代以降の不況によって、主婦パートは生活を維持するために必死で働く存在となっていた。しかしながら、当事者以外のイメージは上記の通りだと思われる。
・また企業では、社会保険などの負担を企業側が背負わなくて良いところにつけ込み、正当な経営マネジメンとからではなく、そこから利潤を得ようとし、主婦パートに正社員並みの仕事を求め、業務の中核とする「 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
日本最大の非正規雇用、800万人の主婦パートタイマーが壊れる!
「サラリーマンの夫に扶養されている、お気楽な短時間ワーカー」という像は過去のもの。
企業から正社員なみの貢献を求められているにもかかわらず、歪んだ社会保障制度の作り上げた低賃金・低待遇は放置され、彼女たちは疲弊していくばかりだ。
日本の企業と家庭を下支えしている主婦パートの苦境を無視したときに起きる、この社会の危機とは?
その危機を避けるための処方箋とはなにか?
主婦パートという「見えざる存在」に初めて光を当てる警告の書。
[ 目次 ]
第1章 主婦パートを誤解するな
第2章 主婦パート職場は「アリ地獄」
第3章