吉田文和のレビュー一覧
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☆☆☆2025年9月☆☆☆
岩波ジュニア新書は、知っているようで知らないことや基本的な知識をおさらいするのにピッタリだ。この本は政治を100のテーマに分類してわかりやすく解説している。人が集まるところに政治あり。特に重要だと感じたのは政治家としての資質。「必ずやりとげる情熱」「責任を取る覚悟」「しぐれた判断力」。私たちがどのような政治家を選ぶか、この資質を兼ね備えているかをきっちり見極めたい。
知識として整理できたのは、首相と大統領の違い。首相は国会議員から選出されるが、大統領はそうではない。
国のリーダーと国会との関係性に違いがある。首相は個国会を解散できるが、大統領はその権限はない、等 -
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グリーン・エコノミー - 脱原発と温暖化対策の経済学を読みました。
震災後のいま、大きな争点となっている原発依存からの脱却と再生可能ネルギーの拡大は「自然エネルギーは原発の代替にならない」「これ以上の省エネの余地はない」「温暖化対策は経済発展をさまたげる」等の懐疑論もあり日本では実を結んでいない現状があります。しかし、一方で日本と同じように少子高齢化がすすむドイツはEU経済の牽引役となっており、それを支えているのはグリーン・エコノミーの考えに沿った、脱原発と再生可能エネルギーの拡大による雇用対策・イノベーションの創出といった、経済発展と環境対策の統合政策です。日本ではともすればきれいごととさ -
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ネタバレ[ 内容 ]
近年、「循環型社会」をめざしゴミ減量化とリサイクル推進の取り組みが始まっているが、そのどちらもあまり成果があがっていないのが現状である。
自治体・業者・市民それぞれに手間と費用が増え、不法投棄や海外への有害廃棄物の輸出など、弊害もあらわれている。
本書では、容器包装、家電、自動車などのリサイクル制度を再検討し、環境への負荷を下げながら豊かな生活を実現するという困難な課題の解決策を考える。
[ 目次 ]
序章 循環型社会とは
第1章 物質循環と制度・参画者分析
第2章 循環型社会の基本問題
第3章 容器包装リサイクル
第4章 家電リサイクル
第5章 自動車リサイクル
第6章 建設 -
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これも日経新聞の書評にあった。物足りないところが残念。
再生可能エネルギー普及の妨げになっていると言われているのが、電力系統が不安定になるというもの。本書では、欧州ではすでにそれなりの割合を占めていることを再三強調していたが、どのように克服しているのかをぜひ解説して欲しかった。
「環境保全は経済的に引き合う」は本書の主な主張ポイント。これを言う人も多いが、反対に、経済活動に悪影響を及ぼすとする説を持つ人も多い。本書でぜひ解説して欲しかったのは、環境規制が環境技術への経済的貢献を果たすのはわかるが、それがマイナスを補って余りあるのか、という点である。本書でもエネルギー集約的な産業には軽減措置