熊田忠雄のレビュー一覧

  • 拙者は食えん!―サムライ洋食事始―

    Posted by ブクログ

    明治初頭、海を渡った日本人が異国の食べ物にどんな反応をしたのか?・・というのが本題。
    咸臨丸で堂々アメリカに乗り込むとき、醤油・味噌はもちろんかなり多くの日本食を積み込み、甲板で煮炊きをしたとのこと。
    外国人船員からは、「味噌」の臭いに苦情続出、さもありなん。


    「衣服一代、家居二代、飲食三代」といわれるほどに食嗜好を変えるのは難しいとの本書の指摘もあるが、私は18歳までに食べたものの記憶がベースとなり、その人の食嗜好が出来上がると思っている。

    彼ら先祖は、洋食を「塩が甘い、肉・ミルク・バター臭い」というが「口にあわない・・」というばかりで、どのようにまずいのか、美味しいのかの表現は少ない

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    2011年06月05日