薩摩秀登のレビュー一覧

  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    各「時代」から人物をピックアップし、その人生と歴史的背景を描くことで歴史を辿るというのは、ある国の歴史を謳った書籍としては珍しい試みではないか?確かにある程度チェコに関するバックグランドがないと分かりづらい所はあるかもしれないが、少なくとも人を通して活き活きと国の歴史が語られているし、チェコや周辺の...続きを読む
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    中公新書の「物語」シリーズ。様々な国の歴史を知ることができて、とても好きなシリーズだが、同じシリーズでも著者によって描き方が多様であることも魅力の1つだと思う。
    『チェコの歴史』では、チェコの特徴ある時代について、その時代を象徴するような人物に焦点を当てている。その人を通して時代を見るという、とても...続きを読む
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    コンパクトなチェコ通史。歴史事実の羅列ではなく、各時代を生きた人物にスポットを当てている点が面白い。チェコで英雄となった宗教家フスの記述がわかりやすい。チェコ史の入門にオススメ。
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    [ 内容 ]
    九世紀のモラヴィア王国の誕生以来、歴史に名を現わすチェコ。
    栄華を誇った中世のチェコ王国は、そののち、ハプスブルク家に引き継がれ、さらに豊かな文化を生み出した。
    二十世紀に至って、近代的な共和国として生まれ変わったのち、第二次世界大戦後の共産化によって沈滞の時代を迎えるが、ビロード革命...続きを読む
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    チェコの成り立ちから神聖ローマ帝国の首都として発展したプラハ、長く続くことになる宗教問題や文化史も書かれていてよかった。
    ヤン・ジシュカにほとんど触れられなかったのは少し残念ですが、限られたページ数ではしょうがないかな。
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    チェコを訪れる前に読んでおこうと思い手に取りました。

    部分読みでパッパッと読み進めていきましたが、非常に勉強になりました。

    世界史を忘れている小生としては、当時の世界情勢を思い出し情景を想像するのに少しばかり戸惑いましたが・・

    とんでもなアホ感想を述べることが許されるのならば、「キリスト教やっ...続きを読む
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    ただ年代を追うだけでなく、様々なエピソードから背後にある歴史や、その当時の人々の考え方や生き方が伝わってきて、面白かった。