内山融のレビュー一覧

  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    小泉内閣の特徴と功罪を分かりやすく解説していてためになった.
    今の震災後の状況で必要とされているのはあれくらいのぶれないリーダーシップなんじゃないだろうか.

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    2011年06月27日
  • EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践

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    EBPMの基礎と実例を学ぶことができる。
    基礎部分については丁寧に記載されておりよく理解できた。一方でデータ分析手法については概要レベルで書いてあるため、しっかり学びたい場合は別の本を参照した方が良いと思った。
    事例の方も国内外様々な事例があり勉強になったが、文章のクオリティがイマイチで結構読みづらいため、なんとなくどんなことをやっているのかサラッと読むくらいにとどめた方が良いと思った。オムニバス本なので、しっかりとした日本語を書いてある章と、そうではない章のムラが激しい印象だった。
    いずれにしても、EBPMを最初に学びたい方向けな本だと思った。

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    2024年04月06日
  • EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践

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    EBPM(エビデンスに基づく政策形成)とそれと親和性のあるナッジについて、国内外の実践事例も含めて、総合的に解説。
    EBPMやナッジについて理解する上で非常に有益な内容。海外や国、地方自治体での実践事例(特に、広島県のEBPM推進の取組や横浜市のナッジ・ユニットの取組)もとても参考になる。
    ただ、成田悠輔氏の「EBPMに死を!」は、それこそエビデンスに乏しい思いつき的なEBPM批判だと感じ、玉に瑕だと思った。EBPMへの批判的な観点も必要だが、別の論者に執筆してもらうべきだったのではないかと思う。

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    2023年05月01日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    小泉元首相の政治的人格を概説した上で、内政、外交と話を進め、
    政治史における立ち位置と利用された制度の成り立ちを解説する。
    最終的に日本社会に残されたその影響をまとめたもので、
    構成が非常にスッキリしておりわかりやすい。

    エピソードも政策の中身にページを深く割くものではなく、
    あくまで小泉元首相のスタンス、手法を主眼においた上で
    取り上げられておりブレが少なく感じる。

    個人的には「時間軸の短さ」という語が印象的だった。
    こうした態度がなければこれほどまでに名を残す首相には
    ならなかったんだろうなぁ。

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    2012年02月25日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    小泉政権では何が行われたかの、全体の検証には非常によい本。

    題名にあるように、パトスの首相であり、そこにはロジックなものではなく、情感のみに訴えた政治手法については、やはり議論の余地があると思う。

    小泉政権全体を知るためには、おさえておく1冊。

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    2011年06月29日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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     小泉政権の分析と総括を試みる書。

     小泉元首相を「パトスの首相」、「強い首相」という二つの側面から捉え、小泉元首相の政治手法や彼が進めた構造改革の特徴を分析している。
     小泉元首相の「強さ」の源泉として、制度的要素と個人的要素の両方があったと主張している。同感である。
     筆者は、内政の構造改革については、その戦略性を高く評価しているが、外交については、戦略性に乏しかったと指摘している。
     「パトスの首相」である小泉元首相は、政治家に求められる「責任倫理」ではなく、「心情倫理」に依拠していたとも指摘されている。

     直近の人物、出来事が対象にも関わらず、本書の分析はなかなか深みのあるものであ

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    2009年10月14日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    小泉さんが首相を務めた、激動の五年間が書かれています。『自民党をぶっ壊す』という耳に残るフレーズから入り、『変人』とまで言われた小泉さんの政治方針や策力がわかりやすく記述されている。まだ、出て間もないから、記憶に新しいところが多く、抵抗無く読むことができた。小泉首相の改革の本丸“郵政民営化"に至る過程、ビジョンを政治背景を踏まえながら捉えているところは、読んでよかったと感じた。

    政治とメディアをうまく結びつけたところは、素人目から見ても天晴れであったと言えるだろう。

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    2009年10月07日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    劇場政治

    トップダウン型政治決定
    時間軸の短さ
    道路公団民営化
    不良債権処理
    医療制度改革
    郵政民営化
    田中真紀子 vs 鈴木宗男
    自衛隊海外派遣
    中国韓国北朝鮮拉致

    アメリカよりの政治 国力が低下した

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    2016年08月29日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    小泉政権の研究。道路公団や郵政公社の民営化を果たした小泉の実行力の根源を、アクターに焦点を当てて分析。
    経済再生諮問会議という「場」の創設による、党の頭越しでの政策決定、時間軸の短さによる派閥均衡無視、そして情念(パトス)を前面に押し出す姿をメディアで活用するなど、小泉の行った手法がよくわかった。
    反面外交考察に関しては小泉自身に関心がなかったと述べられているに過ぎず、拍子抜け。

    本書はアクター中心の本なので、制度が小泉のリーダーシップにつながったという論と合わせて読みたい。

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    2012年02月01日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    現・東京大学大学院総合文化研究科准教授の内山融による小泉純一郎政権の概説と分析。

    【構成】
    第1章 小泉純一郎の政治運営
     1 ポピュリスト的手法と「パトスの首相」
     2 トップダウン型政策決定と「強い首相」
     3 小泉の行動様式-時間軸の短さ
    第2章 内政-新自由主義的改革をめぐる攻防
     1 経済財政諮問会議の機能
     2 財政改革-予算編成プロセスの変化
     3 道路公団の民営化-族議員との対立と妥協
     4 不良債権処理と金融再生
     5 医療制度改革
     6 三位一体改革-補助金削減・税源移譲
     7 「改革の本丸」郵政民営化
     8 戦略的政策決定の条件
    第3章 外交-近づく米国、遠ざかる東アジ

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    2011年04月24日
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    21世紀最初の4月、世論を背景に首相に就いた小泉純一郎。
    靖国参拝、北朝鮮訪問、郵政解散など、政権の5年5ヵ月は、受動的イメージだった日本の首相を、強いリーダーシップを発揮し得る存在に変えた。
    一方で、政権は「抵抗勢力」=派閥・族議員、官僚と対峙する上で、世論を頼みとし、人々の理性より情念に訴え続ける。
    新自由主義的政策を強く進めた内政、混迷を深めた外交を精緻に追い、政権の功罪と歴史的意義を記す。

    [ 目次 ]
    第1章 小泉純一郎の政治運営(ポピュリスト的手法と「パトスの首相」 トップダウン型政策決定と「強い首相」 ほか)
    第2章 内政―新自由主義的改革をめぐる攻防(経済財政諮

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    2011年03月30日