水本達也のレビュー一覧

  • インドネシア 多民族国家という宿命
    [建設という難業]豊富な人口と資源を背景に、強固な政治体制の下で経済成長の道に邁進している印象が持たれることの多いインドネシア。実は多民族・多言語からなるこの「若い」国家の達成と苦難を取材した作品です。著者は、時事通信社のジャカルタ支局に勤めた経験を有する水本達也。


    「国家建設」「他民族」「イス...続きを読む
  • インドネシア 多民族国家という宿命
    卒論、第一弾。

    大まかな歴史や問題がよくまとめられている。

    なかなかの出だしがこれでできたような、そんな気がする。
  • インドネシア 多民族国家という宿命
    第二次世界大戦以後、スハルト政権から以後のインドネシアの歴史をコンパクトに、しかし、専門的にも解説している。


    1950年にインドネシア共和国が誕生して以来、300の民族で構成される多民族国家として、混沌の中で国を存続させる矛盾と困難がこの国の根底。

    イスラム過激派、大統領、民族紛争、外交の違っ...続きを読む
  • インドネシア 多民族国家という宿命
    独立。300の民族、200の言語、宗教の違い、紛争、軍部の暴走、通貨危機、汚職、賄賂、貧困、津波、これでもかって言うくらい日本人には想像しずらい困難な状況が展開されている。その中でもASEANでの政治的な綱引きや、国連で「常任理事国」入りを本気で考えていたり、要所では国として主張すべきことを主張して...続きを読む
  • インドネシア 多民族国家という宿命
    第二次世界大戦後のインドネシアについて政権を軸にかなり詳細に述べられている。著者が新聞記者ということもあり、新聞記事の特集版といった印象を受ける。そのため、政治過程や関係者のあぶり出し、軍部の詳細などが調べたい方には向いていると思う。
  • インドネシア 多民族国家という宿命




    講義でジャカルタの交通問題を取り扱うので、その入門としてまずは全般的なインドネシアという国を知ろうと思いたち教授の勧めで読んだ本。


    『多様性の中の統一』というキーワードをもとにインドネシアという国家が成立から綿々と受け継がれ内包している問題を垣間見ることが出来た。

    スハルトによる...続きを読む