鈴木健也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
しみじみと嬉しいものである
自信を持って、面白いから大好きだ、と言える作品と、その描き手の成長を最新刊から感じ取れる、と
漫画家が様々な経験を経て、人間的に成長し、その変化を漫画に活かせないか、足掻いている様が、確かに感じる事が出来る
こういう感覚を刺激してくれる漫画は、本当に大好きだ
『聖闘士星矢EPISODE,G アサシン』や、『[オールカラー版]鬼灯の冷徹セレクション~色がついたらよさそうな話をカラーにしてみました~』を読んでも言えることだが、色がついてるってだけでも、作品の面白さは強まる
もちろん、白黒でも面白い作品は面白い。きっと、この『おしえて!ギャル子ちゃん』だって、色付きじゃな -
Posted by ブクログ
ほんと、唸らされるなぁ。鈴木先生、また、一皮剥けたか?
好きな漫画家が巻を重ねるごとに成長するのは、本気で嬉しいし、ファンである事に誇りを持てるのだけど、置いていかれるんじゃ、と不安にもなる
無理して良さを理解しようとすると、ロクな目に遭わないのは百も承知だ。しかし、ちょっと頑張ろうって気にさせてくれる、この『おしえて!ギャル子ちゃん』は
傍目からは、女子高校生ってのは毎日、何も考えず、楽しく遊ぶ事だけを考えているように見えるのだろう。でも、この作品を読むと、ちょい、考え方が変わる。自分らしく生きるためにはどうしたらいいか、何をすべきなのか、を彼女らなりに真摯に考え、行動しているからこそ、女子 -
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漫画の面白さを決める条件は多く、人によって異なるが、私としては、巻を増す毎に読み手の心を強める握力を適度に強められるか、を推したい
この『おしえて!ギャル子ちゃん』は、それを満たしてくれているから好きだ
女の子三人組の友情を描いた作品っつーと、賑やかなサイレントが特色の『女子かう生』(若井ケン)、マッスルコメディな『女の友情と筋肉』がある
この三つの作品の中で一位を決める事は出来ないが、『おしえて!ギャル子ちゃん』はメインを百合っぽさがない、真っ当(?)な同性の友情を描きつつ、サブキャラの恋愛模様も手を抜かれず描かれているので、他の二作品とは違う、作品としての広さがあるように思える
フルカラー -
購入済み
なんか読んでしまう(-_-)
アニメから入ったライトユーザーですが。面白くてスラスラ読める。
こー言ってはなんだけど、あんまり深い内容じゃないから、空っぽの頭で読みたい時には、オススメ( ´ ▽ ` )ノ -
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一巻以上に面白くなっている、と私は断言する
殿堂入りであるッッッ
主役の三人、ギャル子、オタ子、お嬢の容姿、性格、嗜好が違うからこそ、ここまで面白い作品に高まっているんだろう
同じ趣味の人間との間にも友情は成立するし、それを否定する気もない。趣味が同じであれば、意見の違いも最低限で済み、ぶつかる事もなくて楽だろう、と思う
ただ、この『おしえて!ギャル子ちゃん』を読んでから、タイプがてんで違う人間との間に結んだ友情の方が、人間力を育てるんじゃないか、と考えるようになった
自分の趣味の楽しさを、異なる趣味を持つ友人に説明する事で、プレゼン能力も身に付き、回数を重ねる事で上達していくだろう
物事に対 -
Posted by ブクログ
たまにあるんですよね、漫画読みをやっていると、「あ、この漫画と引き合ったな」と直感する漫画が
100回にたった一度、そんな漫画に逢えると、漫画読みとしてのレベルが上がる気がします
今回はこの『おしえて!ギャル子ちゃん』に私は出逢えました
内容をざっくり説明すると、JK三人組の、男目線で読んだ時に気分が悪くない程度に綺麗な、日常コメディ主軸の友情モノ
そこにちょっとH、まぁ、下ネタが加味されるんですが、これがまた品のある下ネタなので、読んでいて嫌悪感を抱く事はまず無いと言えます。恐らく、氏家ト全先生や黒咲練導先生、道満晴明先生のノリが好きな人はクリティカルヒットでしょう
基本、漫画は白黒で読みた -
Posted by ブクログ
見た目も言葉使いもギャルなギャル子ちゃん。本名は不明。
そしてオタクなオタ子と清楚だけど多分ヤクザの娘のお嬢。本名は不明。
3人でつるんで行動してるだけの
なんてことない学生生活が描かれているだけなのに面白いし
表紙からもわかるように色使いが独特で
このまんまの色使いが全編に使われていてそれも面白さの1つ。
鉛筆で塗ったようなこの色遣いについつい魅入っちゃうんだよね。
見た目に反して純情で優しい性格のギャル子ちゃんがね、いいんですよこれが。
陥没乳首だと将来赤ちゃんにおっぱいをあげられない?と悩んで泣いたり
人知れず青少年論文大会に応募してみたり
現国の教科書に載っている作品でマジ泣きしてみ -
購入済み
単純に楽しめばよいのでは・・・
小鳥の囀りを聞く様に、年ごろのジョシコウコウセイのお喋りを、電車の中や信号待ちの横断歩道で聞いてしまったような感じになる作品です。
内容については考えないで、その雰囲気だけを楽しめばよいものです。
頭を解放して「ぽか~ん」としたい時に眺めるのに良い作品です。
まさしく娯楽の王道です。 -
Posted by ブクログ
男子が持ちがちな疑問(それもシモに関する類のもの)を表題に、その疑問に答えたり、答えなかったりする日常系のコミックエッセイである。
全体的に尺が短く、1ページか2ページくらいで消化していっている。その点に良し悪しがあって、テンポが良い反面、物語としては溜めが足りない印象も残る。
きちんと話を広げた類、たとえばカバー裏に書かれているような話は十分詰まった話だと思うし、その辺は惜しい印象が残った。下ネタでからかうだけの話では、やはり物足りない。
尺が短いわりにその都度キャラ紹介を入れているのも、評価が分かれるところだろうか。個人的には冗長に感じられたが、これが良いという人もいるだろう。