【感想・ネタバレ】おしえて! ギャル子ちゃん 3のレビュー

あらすじ

大人気WEBコミック『ギャル子ちゃん』の第3巻が登場。ギャル子、オタ子、お嬢の仲良し三人組の日常が、ちょっと気になる秘密を“おしえて”くれるかもしれないショートコメディをお楽しみ下さい。

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Posted by ブクログ

漫画の面白さを決める条件は多く、人によって異なるが、私としては、巻を増す毎に読み手の心を強める握力を適度に強められるか、を推したい
この『おしえて!ギャル子ちゃん』は、それを満たしてくれているから好きだ
女の子三人組の友情を描いた作品っつーと、賑やかなサイレントが特色の『女子かう生』(若井ケン)、マッスルコメディな『女の友情と筋肉』がある
この三つの作品の中で一位を決める事は出来ないが、『おしえて!ギャル子ちゃん』はメインを百合っぽさがない、真っ当(?)な同性の友情を描きつつ、サブキャラの恋愛模様も手を抜かれず描かれているので、他の二作品とは違う、作品としての広さがあるように思える
フルカラーなんだけど、こう、何っつーのか、ゴチャゴチャ・・いや、ゴタゴタしてない色彩も、ストーリーの魅力を引き出している。『ハクメイとミコチ』の樫木祐人先生や、『夜森の国のソラニ』のはりかも先生とは異なる、優れた色彩センスの持ち主だな、そう、この(3)で再認識できた
女子高校生らしい日常が楽しく、時に真面目に描かれている、この『おしえて!ギャル子ちゃん』の(3)の見所は、やはり、文化祭だろう
男子高校生らしい、イイ意味でのバカっぽさが特徴だった、チャラ男が、今まで一番にカッコ良かった。やっぱ、決めるべき時に決められてこそ、男だろう。チャラ男に惚れ、惚れられている後輩ちゃんは、ホント、イイ女だよ。しかも、これからも、もっとイイ女になれそうだ
この台詞を引用に選んだのは、上記した通り、チャラ男の男らしさを特に表現してくれているから。言葉だけ聞くと、えらく男らしくないモノに聞こえるが、文化祭編を通しで読んでもらえれば、彼のカッコ良さを理解してもらえると思う。ちなみに、私はここ最近、性別を超えた、と言うより、性差があるからこそ成立する友情はあるな、と思えるようになってきた

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2016年04月17日

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