近藤滋のレビュー一覧

  • いきもののカタチ 続・波紋と螺旋とフィボナッチ 多彩なデザインを創り出すシンプルな法則

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    生物がなぜその形になっているのかを探求すると、簡単な法則に行き着くところが面白い。巻き貝の貝殻の形をシミュレートする貝殻作成ソフトでパラメータ次第で2枚貝の形状まで作れることにびっくり。また、耳小骨がテコの原理で内耳に音を伝えるという説(私も信じていた)に疑問を感じ、あの奇妙な形に別の意味を見出したところで、自分の頭で考えることの大切さを教えられた気がした。

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    2021年11月30日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    遠近法に対するマニアックな執念を感じさせられた。幾何学的な感じで読み解きは文系脳には厳しいけど(汗)

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    2025年05月11日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    ネタバレ

    【目次】
    第1章 見過ごされていたトリック
    第2章 《物見の塔》―演技する人々
    第3章 《描く手》―できるはずのない影
    第4章 消えた風景画
    第5章 《上昇と下降》―見えない継ぎ目
    第6章 《画廊》―異世界のつなぎ方
    第7章 遠近法の弱点
    第8章 《滝》―遠近法の限界を超える

    とても興味深いし、気づいていなかった見方を教えられてよかったのだけれども。
    残念ながら、詳細の説明にはついていけませんでした…… ふーん、そうなんだ~ で、どういうこと? …… 全くこちらの問題です。
    わかる方は楽しいだろうな、と。

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    2025年03月17日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    エッシャーのだまし絵。
    一見、見ただけではわからない
    トリックの数々を作者が、謎解きする。
    手品では、種あかしをされるとちょっと
    興醒めしてしまうが、この本は逆だ。

    エッシャーの緻密で計算された構図や、
    思考が明らかにされるにつれ、
    異常な世界、実存しない世界が、実は、
    厳密な写生や裏付けがあり、理詰めで
    描かれたかがわかり、エッシャーの
    作品の魅力を引き出す。

    途中謎解きにあたり、作者が実際にレゴ模型を作って実証したり、図式化してわかりやすく解説。作者のエッシャー愛を感じる。
    納得したところと、一回読んだだけでは、
    理解できなかったところがあるが、
    遠近法の駆使、入れ子構造の応用など、

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    2025年02月23日