近藤滋のレビュー一覧

  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    すごく面白かった。エッシャーはハウステンボスに作品がたくさんあって、子供の頃から大好きだった。久しぶりに作品の本、丁寧な解説書を読んで非常にためになって面白かった!

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    2025年11月02日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    エッシャーの絵は元々好きだが、自然にみせるためにいろいろな仕掛け?工夫?があることは知らなかった。
    面白く読めました。

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    2025年10月16日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    面白かった。筆者の、エッシャーへの愛を感じた。小難しそうで、興味はあるのに積読になりかねない本だなと思っていたが、文が分かりやすく図版も多いため、気がつくと読めてしまっていた。ふだん表面的にしか見ていない物事を、もっと注意深く観察してみようと思った。

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    2025年09月28日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    騙し絵をじーっと見るのは好きでしたが、分析したいとか謎が隠れているとか、そういう発想はなかった。エッシャーの見せてくれるマジックにただ驚くだけの一般人です。ここには庭園がある、ここまで来てみろといわれても、なにをどう解釈していいやら。
    本書は、文章と絵を何度も見比べたり、理解に時間がかかったり、すらすらと読めるものではなかったが、一つずつわかる感覚は本当に楽しかった。解説してもらえるのはありがたく、作品への関心度が増す。
    エッシャーの苦労、歴史、性格、作品以外のことも含めて庭園をちょっとだけ鑑賞させてもらえたような気分にさえなる。エッシャーの騙し絵は作品というより論文の域だが論文にはせずに、ト

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    2025年09月04日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    とても面白かった。不可能な建築、構図にもかかわらず違和感を感じさせない数々の作品を一つ一つ幾何学的な観点などを用いて紐解いていく様は、あとがきにもあるように「手品の種明かし」にも近いが理解も深まる感じがして好奇心を良い感じに刺激してくれる。一見不可能なものも理論や発想の積み重ねで実現できるということを教えてくれていそう。

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    2025年07月15日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    おもしろかった。

    「エッシャーの騙し絵には、まだ知られていない——いや、少なくとも多くの人が気づいていない——トリックが散りばめられている」

    エッシャーの絵画は、単なる「錯視のショーケース」ではない——
    そのことを、見事に種明かししていく一冊。

    主に語られるのは、エッシャーがいかに遠近法を“ハッキング”していたのか。
    自然に見えるはずのない不可能図形を、どうすれば自然に見せられるか。
    その巧妙なトリックの数々が、徹底的に解き明かされていく。

    あまりにも緻密で、あまりにも計算され尽くした策略に、本当に驚愕してしまった。

    エッシャーは、地元・長崎のテーマパーク「ハウステンボス」で、開園当

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    2025年05月16日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    ネタバレ

    ものすごい本を読んでしまった!エッシャー展を観て衝撃を受けたので、気になって手に取った。エッシャーの作品への理解が深まり、エッシャーの魅力を再発見することができた。不可能建築のトリックだけでなく、エッシャーの作品傾向、エッシャーの人生、錯視図形、透視図法までを深く知ることができる。エッシャーの作品に対する執念というか、情熱というか、探究心というか、そういうものを強く感じることができて、とてもおもしろかった。不可能建築を可能に見えるようにするためのたくさんの工夫に気づかされ、私はただただ驚くことしかできなかった。エッシャーもすごいけど、エッシャーのすごさを分かりやすく詳しく解説してくれた作者さん

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    2025年03月20日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    五つ星では足りない!!
    えーっ!もう終わりーと思ってしまうほど面白かった。エッシャーのだまし絵「物見の塔」、「上昇と下降」、「滝」を中心にエッシャーの仕掛けたトリックを暴いていく。
    小学生の頃に「滝」をみてから、展覧会にも何度かいって長い間エッシャーのファンだったにもかかわらず、エッシャーのことを全く理解してなかった。こんなにも計算し尽くしていて、過去の自分を乗り越えようとしていて、作品への執念ともいえる姿勢を保ち続けた人。しっかりと作品をみればもっと理解できていたであろうに。
    画集を横に置いて、読みながら、調べながら、時に他の作品もみながら、エッシャーの作品
    もこの本の解読もともにたっぷり味

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    2025年01月19日
  • いきもののカタチ 続・波紋と螺旋とフィボナッチ 多彩なデザインを創り出すシンプルな法則

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    本編も間違いなく面白いが、エピソード挿話がそれを引き立てるのも本著の魅力。例えば、天皇陛下との食事会の話や猿の惑星についてのコラム。リアルな研究者の日常を垣間見ながら、読書を通じて生物を規定する根源を探る旅のよう。

    カブトムシの角やカイメンの設計、海底のミステリーサークル。猫や魚、ヘビの縞模様やそこに潜む色素細胞の規則性を解き明かす解説など、生物学に明るくなくても楽しく理解できる内容。

    猿を人間の知性まで高めるのは難しくても、人間の外見を猿に近づける事は、それに比較すれば容易。オオカミから多種多様な犬の外見を生み出した事にも触れながら、著者の説得力のある論説には、なるほどなと思った。外見に

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    2023年03月19日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    エッシャーの代表作を、元ネタ、遠近法、3DCGや模型など様々な観点から分析し、不可能が可能に見える謎について考察した書籍。

    一見見逃してしまう人物像だったり、影の表現だったり、実は全てに意味があり精巧に練り上げられた騙し絵であることに驚いた。
    それでもまだ著者にも理解できない部分が残されており、それがいつか誰かの手によって解き明かされる日を楽しみに待っていたい。

    全体で200ページ程度ですし分かりやすく説明してくれているのでとても読みやすいです。

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    2025年12月04日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    ネタバレ

     「完全解読」の名に恥じない好著。
     騙し絵で有名な、誰もが知るエッシャーの絵は、錯視図形の応用で具象的な光景を描き実在するかのようで、実際はありえない風景の中に観る者をいざなうのが魅力であるが、本書は、そこに錯視、錯覚以外の驚くべき仕掛けが隠されていることが明らかにする。

     答え合わせをしてみれば、なんだそんなことか、という感じで、本書の中でも著者は、手品の種明かしをしている無粋な行為かもと反省弁も述べているが、3つの秘密は実に簡単なというか、えっ、そんな細工で騙されてたの? と思うようなもの。
     だが、それを推理し、エッシャーの心理にも迫り、なぜそこまで拘ったかを、さかのぼり読み解いてい

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    2025年07月09日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    不可能な建築物や不思議な平面変化のパターンで有名なエッシャー。その絵に隠された謎を解き明かす。
    本書を読んで、不可能性と一見するとあり得ることを同居させるのに様々なトリックが使われていることが分かった。ただ不可能な事象を書いても、現実感のない絵になるが、そこに遠近法やちょっとした枠役を入れることで一見して分かる矛盾を上手く回避している。
    遠近法についてもあまり深く考えたことはなかったが、実はいろいろと悩ましい描写法で、エッシャーのその解決に向けた努力を知ることができた。

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    2025年06月30日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    めずらしく小説じゃない本を読んだ。私は、エッシャーは美術展が開催されれば観に行くぐらいには好き。パッと見た限りでは変じゃないのに、何かがおかしい…と脳がバグる感じが楽しくて、飽きずに眺めていられる。版画作品として細密で美しいところもいい。本書では、そのエッシャーの版画のトリックの秘密を理詰めで解明しようとしている。著者も書いているように、謎はまだ残るけど、十分に納得の解読でした。楽しかった!

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    2025年05月04日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    生物学者が趣味の領域を超えまくってエッシャーの文献、全作品、たどった地域を漁り、数学者の発見をベースにし、完全に鑑賞者を別世界に連れていく不可能建築三部作にいきついた試行錯誤を遠近法、人物、パーツの配置、大きさによって組み立てるありさまを紹介。

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    2025年03月25日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    エッシャーの騙し絵の構造を科学的に数学的に読み解いて、その工夫された絵の仕掛けに驚かされる。エッシャーの略歴なども載っていて参考になった。

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    2025年03月18日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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    なかなかの読み応え。
    美術館で1度エッシャー展を訪れたことがあるが、そのとき少しは解説されていたのだろうか。20年ほど前で記憶が定かではなかったので、改めて解読し、難解な部分も沢山あったがとても楽しめた。

    エッシャーの絵は緻密で数学的だと思っていたので、数学が苦手だったことにはビックリ。
    天才の一言で終わらせず、筆者の想いも少々上乗せされているかもしれないが、エッシャー作品を鑑賞する際の補助本として面白い1冊だった。

    筆者は生物学者とのことなので、
    エッシャーの昆虫の作品、架空生物のでんぐりでんぐりなどについての解説も触れてほしかった。

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    2025年02月24日
  • エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか

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     だまし絵の作家、エッシャー。
     有名な不可能建築三部作「物見の塔」「上昇と下降」「滝」
     これらのモチーフはネッカーの立方体、ペンタローズの階段、ペンタローズの三角形だ。
     その原理はわかっているのに、エッシャーのリスペクト作品は、だまし絵としてレベルが下がる。

     エッシャー作品たらしめる要素は何なのか。

     本人談では、絵の中のすべてに意味がある、と。
     人物の配置、謎の置物、それらすべてが鑑賞者の視点をそらすためのトリックだとしたら。

     エッシャーが絵に仕掛けたトリックを見つけていくにつれて、その作品に引き込まれていく一冊。
     

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    2025年02月12日
  • いきもののカタチ 続・波紋と螺旋とフィボナッチ 多彩なデザインを創り出すシンプルな法則

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    「ゾウの時間ネズミの時間」に匹敵する面白さ。カタチや模様が生化学的にどう形成するかは非常に難しい学問だと思うが、本書ではくだけた文章が気になりつつも説明がとても上手くて読みやすい。
    個人的には貝殻の形が一番腑に落ちて面白かった。
    「梃子の第2原理」について評しているが、そもそもフィボナッチ数でもその倍数でもない数字は21までに4つしかない、フィボナッチ数もジンクピリチオン効果ともいえるのではないか

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    2024年09月29日
  • いきもののカタチ 続・波紋と螺旋とフィボナッチ 多彩なデザインを創り出すシンプルな法則

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    進化論の自然選択でいきもののカタチが決まるといういつものヤツかと思いきや、変わったカタチや模様がどのように作られているかという進化論から1段掘り下げたお話。

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    2023年12月17日
  • いきもののカタチ 続・波紋と螺旋とフィボナッチ 多彩なデザインを創り出すシンプルな法則

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    カブトムシのツノが幼虫の時から既に体内に格納されていて、風船みたいにして膨らんで形成されることが面白いと思った。
    天皇陛下が研究者であったことを初めて知って驚いた。理解できるように色々な質問をしたりお話をしっかり聞いて楽しんだりする姿勢はとても見習いたいと思ったし、深い知識があってもそれを見せびらかそうとしないところは真似したいと思う。
    所さんの目がテンで前にやっていたオセロで作る体の模様の実験が近藤先生のお助けだったことを知ったし実際に再びその原理を読んで大まかに理解できて面白さを感じた。

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    2023年06月15日