マッキンゼー・アンド・カンパニーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ第7章 成長とは何か
成長が資本コストを上回るROICをもたらす場合のみ企業価値を創造することになる
売上成長は3つの主要要素に分けられる
1ポートフォリオ・モメンタム:市場自体の成長に伴う成長
2市場シェアの変化:シェアの変化によりもたらされる成長
3M&A
→大企業に取って最も重要な成長の源泉はポートフォリオモメンタム、最も低いのは市場シェアの変化によって
2によって成長する場合は、小規模な競合企業を市場から完全に追い出すことによってのみなしうる(なぜなら、停滞した市場の中で成熟した企業は対抗策を打ってくるので)
値上げは買い控えや代替品への乗り換えを誘発する
市場自体の拡大は、他の市場から売上を奪っている可能性はあるが、それに奪われている側は通常気づくことがない
高成長を続ける企業は、①年々同じ成長率を維持するために必要な規模の市場を見つけることが難しくなってくる、②製品ライフサイクルがあることから、更に成長することが難しくなってくる
特にイーベイは最初高成長を続けていたが、市場自体が小さかったために設立から13年で成長率がゼロに近づいた
逆に、ウォルマートは成長するスピードが店舗拡大スピードと比例するために、成長はゆっくりであったが、設立から30年間10%以上の成長を続けることができた
→常に新しい市場を見つけ、利益の上がりやすい高成長段階のタイミングでその市場に参入すること
第32章 高成長企業の価値評価
高成長企業は過去の業績分析から将来の見通しの手がかりをつかむことは難しい
→将来の市場規模、持続可能な利益率のレベル、規模拡大に必要な投資額を予測
そのためには、将来の業績が比較的安定するタイミングを見極め、そこから短期的な業績予想を考える。(つまり、〇〇年後に市場の▶%を取ると仮定して、そこから現在の成長に引き直す)市場規模・マーケットシェア・営業利益率・投資の予想
高成長企業は将来の不確実性が高いため、1つの長期予想飲みに依拠するべきではない。将来の市場規模、競争環境なども含めて、市場変化について複数のシナリオを詳細に考えておく必要がある。
最後に、各シナリオの発生確率を予想し重み付けを行う。この加重は、過去の長期成長率と整合性が取れていなければならない
にている企業・業界と成長を参考にしても良いかもしれない
最後は期待値を取る -
Posted by ブクログ
3.11以降の海外から見た日本論。
これだけの識者の寄稿を集めたあたりがさすがマッキンゼーと思い、
よくまあこんな本を出版したなあという感心が強い。
タイトルからすると、具体的な示唆がありそうな印象ではあるが
それぞれの今後の日本への期待や、予測などを載せているため
統一性というものには欠ける。
If you don't tire of hearing over and over that Japan should let in immigrants, encourage entrepreneurship, liberalize ___ (fill in the blank: trade, the labor market, regulation), reduce the corporate tax rate, hire more women, and reform its educational system, and don't mind indulging some CEOs as they pat themselves on the back, you may find it spellbinding.
日本と米国で同時出版され、アメリカの最も参考になったレビューはこのようにかかれてしまい、うーんという。
その心意気や良し、といった類の本でしょうか。
後、海外の評価だと一番良かったとされる、アレックス・カーの寄稿が日本版では載ってないのが気になる所です。どんな内容だったんだろう。 -
Posted by ブクログ
著名人が日本の未来を語っています。
ためには、なりましたよ。
面白かったですよ。
日本の未来はあるよって勇気づける話。
初めのほうは、僕にとって難しいことが書かれてたので、
よくわかりませんでした。
徐々に理解できるようになってきました。
本の内容が、「おわりに」の最後の10ページくらいに、
集約されちゃってました…
僕は、以下の日本人のタイプじゃないっすね…
---------
現実を見据えたものというよりも、どちらかというと現実から目をそらしたものになりがちだ。日本では事情がまったく違うようだった。そこでは、冷静な自己評価と打ち上げ話が定番らしい。 (P343)
何より衝撃的だったのは、核心に触れた本音の会話が交わされることだった。あまりにも正直であることに度肝を抜かれることも多かった。 (P343)
米国では、成功した幸せな人間を演じなければならないという社会的プレッシャーがあるので、自分の生活について語るときも徹底してバラ色に脚色することが多い。 (P343)
--------- -
Posted by ブクログ
マッキンゼーの編集による日本への提言集。
著者のリストは最後に挙げるが、コンサルタントや経営者からスポーツマンや漫画家まで、多様な、また場合によっては正反対な意見が寄せられている。
それでも、共通項はある。
まず第1には、今の日本を明治以前と対比させていることが多い。
日本はこれまで多くの商品を輸出はしてきたものの、それは人的・文化的な交流にはつながっておらず、さらに商品自体もガラパゴス化しているという指摘だ。
第2には移民の問題だ。
これは、人的・文化的交流だけでなく、高齢化と人口減少の解決法としてである。
減少する労働力を補うためには、外国人をより多く受け入れる必要があるとの見方が強い。
第3には、女性の活用だ。
これもやはり、減少する労働力を補う役割が期待されている。
第4には、リーダーシップだ。
日本は、国際的、とくにアジアにおいてリーダーシップを発揮することを期待されている。
しかしながら、日本ですら統率がとれていない今の政治状況では、アジアのリーダーとなるのは厳しいだろう。
国民的にも、国内問題に関心が集まりすぎ、国際的な関心が薄れている感が否めない。