牟田和恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
部下や取引先の女性が、なんとなく自分に好意をもっているように思ってしまいがちな弱い心(スケベ心?)があることを、昭和世代のオジサンたちは自覚していません。
よく考えれば、社交辞令か自分の地位やポジションパワーなしに、見た目も体力の衰えも自覚しているはず。
大抵、そんなわけはないのです。
でも、取引先がぺこぺこするのを、会社の名前でなく自分の力だと勘違いするのと同じくらい、危ない落とし穴なのかもしれません。
部下ができたら、事例集として、読んでおくといいと思います。LINEやSNSでうっかりのぼせ上がった「証拠」を実際に残してしまう前に、「ひとごと」と思って冷静に読めるはずです -
Posted by ブクログ
すごく良い本だった。具体例は分かりやすいし実践的だし。勤務先でのセクハラ研修よりこの本の方がよっぽど役に立つのではなかろうか。
恋愛からこじれるセクハラはあるから気を付けろという認識はあったけど何でそうなるかまでは考えたことなかったし,端々でなるほどなぁと思った。
ただ「セクハラに冤罪はない」というのは,確かに真っ白という結論にはならんやろうけど,ずさんな調査に基づいたり他の意図に利用されたりで不当に重い処分にされることもあると思うので,全てにおいてそうという訳ではないんちゃうかなと思った。そんなこと言う人のところには相談に行かない方が良いと言われてしまいそうだけど。 -
Posted by ブクログ
男性の勝手な妄想が、女性を傷つけることを
もっと男性は注意したほうがよいと思った。
ちょっとした行為、例えば食事に誘ってきてくれた時に(実は
しぶしぶ来ただけ)ニコニコと楽しそうのしているだけで
性的アプローチと勘違いしてしまうこと。
鈍感はセクハラの免責にはならないこと。
また「俺は真剣なんだ」の一方通行も、セクハラ一直線ということ。
本書の事例ははっきり言って、すべてその通りですので
気を付けなければなりません。
でも、どうしてこういう行為をする、されることが日常的に
繰り返される社会になってしまったのだろうと自問してしまいました。