赤羽じゅんこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中学生の主人公が、友人たちと協力したりいざこざがあったりしながらも、ビブリオバトルに挑戦する物語。
ビブリオバトルは、「バトル」と名がつくイベントだけど、大事なことは勝敗ではなくて、本を通じて人と繋がること。本の面白さを伝えること。
ビブリオバトルを知らない人でも、その面白さや意義が理解できるお話になっている。
また、最初は嫌々出場して、自信がなくてボソボソ早口で喋るだけだった主人公が、活き活きと楽しめるようになっていく過程が良かった。友人との練習、分析、また練習…その中で培われたのは、トーク技術だけではない。
中学生らしい純朴さとひたむきさがまぶしい青春物語でした! -
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Posted by ブクログ
9月。6年生の鳥居羽美(とりいはみ)は目下、「わたしの将来」という作文に悩んでいる。好きなものや夢がある友だちが羨ましい。そしてサヤなら何て書くかな、と思う。
今は不登校ぎみの横田サヤは、ハミの親友だ。学校のプリントや宿題を持って行ったり、サヤの部屋で遊んりもする。サヤは自由な発想ですごい詩を描いたりする。そして、ハミのあこがれの先輩のミントくんのことを話したりもする。
そんなサヤがハミにささやくように言った。「ピアスってどう思う?したいとおもわない?」
オシャレでしたいのではない。ピアスをすると、人生が変わる、いいことがおこると聞いたからだ。
実際にピアスはしないけど、今の自分を変えたい