田嶋幸三のレビュー一覧

  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    言語や話し方の観点から日本サッカーの向上について論じている。日本サッカーが強くなるためには子供のエリート教育が必要であり、しいては人としての成長が必須だと語っている。人としての身だしなみ、マナー、そして言語力。これらが充実することで真の日本のサッカーが生まれ、世界に通じる力を持つことができる。少年サッカーの指導法についても多く触れていて、指導者向けの本でもある

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    2014年03月04日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    何が書かれているのだろうという好奇心から、田嶋幸三著『「言語技術」が日本のサッカーを変える』(集英社新書)を読みました。著者はかつての日本代表プレーヤーで、現在はJFA(日本サッカー協会)専務理事、JFAアカデミー福島(中高一環のサッカー選手養成学校)スクールマスターです。

    サッカーでは正確な判断から正しい動きが生まれる、判断ができないとサッカーはうまくならない、日本人は判断が苦手である、判断力の基礎は言語と論理である、ゆえに日本サッカーを強化するには言語と論理の教育から始めなくてはならない……というのが著者の切実な問題意識であり、本書のテーマです。

    本書で「言語技術」という言葉には、自分

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    2013年03月01日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    サッカーは論理的なスポーツと言われる。論理的とはどういうことか。理屈があるということだ。パス一つにしてもそこにパスを出す理屈があり、考えがある。
    欧米では幼いうちから論理的に考え、発言する力を養う。自分の考えと自分なりの理屈を言うことを子供に求める。だからこそ、日本のサッカーを強くするためには、言語技術を磨かなければならないと著者は主張する。
    短期的にチームを強くするなら、もっと他のやり方もあっただろう。しかし、強い根を張れば大樹が育つ。水面下の氷山が大きいほど、水面上に現れる氷山の一角も大きい。日本サッカーを真摯に考えたとき、水面下の論理思考から養っていくのは本質論だ。その本質論に真正面から

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    2012年12月02日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    ネタバレ

    猪瀬直樹著『言葉の力』を読んで「言語技術」の存在を知り、三森ゆりか著『外国語を身につけるための日本語レッスン』で言語技術の具体的な技術を知り、その後に読みたくなったのがこの本だった。

    本書では、「言語技術」を使ったサッカーのエリート教育の現場での具体的な事例が書かれている。その効果は、現在の男子サッカー日本代表やなでしこジャパンに現れつつあるように思う。


    なぜ、言語技術で、サッカーが強くなるのか?
    まず、数年前まで言われていた「決定力不足」の原因は何か?の問いから始めてみるといい。サッカーには、こうすればいいというような答えのないスポーツである。だから、ストライカーは、ゴール前で勇気がな

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    2012年10月07日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    「そのプレーの意図は?」と訊かれたとき、監督の目を見て答えを探ろうとする日本人。一方、世界の強国では子どもでさえ自分の考えを明確に説明し、クリエイティブなプレーをしている。日本サッカーに足りないのは自己決定力であり、その基盤となる論理力と言語力なのだ。


    本書は公認指導者ライセンスやエリート養成機関・JFAアカデミー福島のカリキュラムで始まった「ディベート」「言語技術」といった画期的トレーニングの理論とメソッドを紹介しています。話しては田嶋幸三氏。現在は日本サッカー協会専務理事を務め、かつては元代表FW、その後ドイツに留学し、コーチライセンスを取得した人です。


    本書では田嶋氏がドイツで経

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    2012年02月16日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    ネタバレ

    2012.01.16
    日本のサッカーが上達するうえで、「言語技術」を重視する理由?
    *苦境でもベンチを見ないヨーロッパのサッカーとの違い
    *自分で状況を解釈し、仲間とコミュニケートし、次の行動を決定する力。
    *「言語技術」=ロジカルコミュニケーション。
    *状況把握→分析→論理的に組み立て→話す
    *以心伝心(非ロジカルコミュニケーション)+「言語技術」

    その他興味をひいたところ?
    *トルシェは、良い視野を確保するために、もっと身体をこちらに向けろと指導した。小野伸二や中村俊輔といった優秀な選手たちに、良い視野を確保することを要求し、それを徹底させた。(略)・・・若い10代のうちにそうした能力を

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    2012年01月16日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    サッカーにおいて、やみくもにプレーするのでなく、何故そうしたのかを考え、そしてそれを言語という形にして伝えることが大切という主張を展開している。このような訓練が実を結べば、自分のプレーが整理できるだけでなく、プレーヤー同士の意思疎通がとれるようになり、監督の指示も理解できるようになるだろう。

    著者の主張は、JFAアカデミーで実践されており、それについても多くページを割いている。ここから将来の日本を背負うプレーヤーが育つことを願う。

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    2011年05月18日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    確かに、きちんとしゃべれて、きちんとした身のこなしのできる選手が最後には、伸びるのだと信じたい。
    JFAアカデミーで行われていることの紹介。

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    2010年10月01日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    噂に聞くドイツの「なぜなら…」癖は幼少期からの教育の証なんですね。
    要は「自分の行いを説明できる人間になれ」ってこと。
    スポーツマンに限らず、政治家にも自分にも言えることだ。

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    2010年06月30日
  • 「言語技術」が日本のサッカーを変える

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    ネタバレ

    「サッカー」というよりは「言語技術」と言う部分が気になり手にした本。特に「再話」の授業の部分など、興味深かった。
    「サッカー」にかかわる人にはぜひ読んでほしいと思った。そして、このような教育を受けた子供たちがどんな風なサッカープレーヤーになっていくのか・・・?!およそスポーツには興味のない人間だが、そこのところだけ今後も注目していきたいと思う。

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    2013年04月16日