北村文のレビュー一覧

  • 合コンの社会学

    Posted by ブクログ

    合コンで人は「理想の相手」ではなくて「運命の物語」を求めているのだという話。経験的にはあまり同意できないが、n=31という一般論にはなりえない話なので、そういう人もいる、ということでしょう。補論の方が面白いかも。
    「合コンは、奔放でカオティックにも見えるけれど、実は村祭り同様しっかりと既存の秩序のなかに位置づけられている。度が過ぎて秩序を崩壊させないように、囲い込まれた遊びの場だ。」という考察は的を得ていた。
    あと、女性の求めている男性像が「三高」から「三低」になっているということははじめて知りました。

    0
    2009年10月04日
  • 合コンの社会学

    Posted by ブクログ

    最後の補論を先に読むと見通しがよくなる。ロスト・ジェネレーションの仕事・恋愛観の根底にあるのは将来と価値観の不確実性という世代論。

    0
    2009年10月04日
  • 合コンの社会学

    Posted by ブクログ

    コンという切り口をどこまで学術的に切り取れるのか、と興味本位で手に取ってみました。

    結果、結構共感できるし、あたりまえのことをあたりまえに書くということがこのテーマに関しては結構面白いんだなぁというのが全体を通じた感想。テーマチョイス勝ち!みたいな。

    偶然な出会いを生み出す行為としての合コンの抱える様々な矛盾を指摘していきます。

    偶然を装った作為的な出会いであり。
    協同でありかつ競争であったり。
    公平であるはずが最初からフィルタリングされていたり。
    出会いの手段の合コンが目的化してしまっていたり。
    等々。

    個別の論点はなかなか楽しめます。



    抜粋
    合コン時代の私たちは、運命の物語を

    0
    2009年10月04日