寺澤芳男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
聴衆も緊張している
自分の話など「期待されていない」と開き直ると、自然と肩の力が抜ける。その分、意識を「いかにして伝えるか」に集中できる。
本題に入る前の「まくら」には日常風景を切り取ったような身近な話が良い。
スピーチ・ネゴシエーションでは、自分の「口」からどんな言葉を出すかではなく、相手の「頭の中」に何を残すかを優先して考えることが大事。
「相手は自分の言い分に対してどんな考えを持っているのか」
「相手は自分の話にどれくらい関心があるのか」
「相手は自分の話そうとしているテーマについて、どの程度の知識があるのか」
テーマは二つ以内に絞る
スピーチの基本
(1)カタカナ外来語を使わないこと
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Posted by ブクログ
この本で、スピーチの奥義の一つに『手作りの言葉(自分の言葉)で語れ』というのが出てきます。
この手作り感は非常に大事であり、書籍というか特にハウツー本にも当てはまると思う。
今年の自己啓発テーマの一つがプレゼン能力アップなので、話し方、プレゼン、スピーチの本を読みあさっているのだが、そのほとんどが浮いた内容で、プレゼンの基本というか鉄則が羅列してあるだけである。鉄則だけ読んで実践できれば誰も苦労しない。
しかし、この本は著者自身の経験の中で重要と感じたことを書いてある。またアメリカ流のプレゼンテーションスキルと日本人の対する問題点にまで言及されている。そのため、納得感があり、何をどう変え -
Posted by ブクログ
著者は、野村証券の副社長からMIGAという国際機関の初代長官に転身し、その後日本新党から参議院選に出馬・当選、短命に終わった羽田内閣で経済企画庁長官を務めたという経歴の持ち主。
日経新聞の「私の履歴書」の執筆者としても割と最近登場されたような記憶があります。
仕事柄”スピーチの現場”に立つことが多かった著者がスピーチに当たっての心構えやテクニックをまとめた一冊。
ノウハウ本として読んでみましたが、前半はなるほどと思わされるところも多々あったものの、後半になるにつれ単なるエッセイになっていくきらいはあり。
本著内でアドヴァイスされているように、スピーチと同様、ノウハウ伝授もポイントを絞ってコン