飯田亮介のレビュー一覧

  • コロナの時代の僕ら

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    「まさかの事態」が日常的になりつつある今、私たちはこれから何を考えどのように行動したらいいのか…あらためて考えさせられた。

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    2022年03月12日
  • リーマン・トリロジー

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    とにかく本の厚さに持つ手が痛くなった。
    でも、リーマンショックと言う世界中を
    巻き込んだ経済破綻は、良く覚えている。
    その実リーマンブラザーズの内実は良く知ら
    ず、この分厚い本でリーマン兄弟がユダヤ人移民で
    綿花で成功し、時代と共に先見の明を持って
    投資して行く様は読んでいて凄いと思うと同時に
    勝機を如何にして掴むか?と言うヒントも
    この物語には描かれていると思う。
    そして三兄弟の結束が、後々リーマンブラザース
    成功につながって行く。

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    2022年03月04日
  • コロナの時代の僕ら

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    ネタバレ

    今まさに起きている未曾有の出来事、コロナウィルスについて科学的視点からの説明があり、混沌としたものを少し理解できたように思えた。
    またウィルスを取り巻く報道のあり方についても揶揄しており、モヤモヤしていたものが少しスッキリした。
    動物がどんどん絶滅したり、自然破壊が進む中で、唯一発展し、大移動を常にしている人類がそもそもウィルスにとっては絶好の住処であるというのは、まさに目から鱗で印象的であった。

    またコロナ禍をネガティヴばかりに見るのではなく、元に戻ってほしくないものリストを考えるなどこの機会を生かそうとしていたのは、参考にしたいと感じた。

    withコロナとなり、はや2年。
    人生で世界中

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    2021年11月29日
  • 愛を知るための七つの講義

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    わたしも、本のような女にならねばならない。そして本の中でも、わたしにとってのノルウェイの森を目指します。

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    2021年06月07日
  • 老いた殺し屋の祈り

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    男性はこの作品は好きかも。女性の立場からは、まずは40年も後に探し出して欲しくないし、それを愛とはふざけないでと言いたい。バイオレンスと主人公の純情さは確かに切なかった。

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    2021年05月30日
  • 素数たちの孤独

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    タイトルに惹かれて読んでみたけど、訳者のあとがきにもあるように数学的要素を期待しすぎていたのかもしれない。
    ものすごく水を差すようなことを言うと、ファビオの料理をトイレに捨てて、あまつさえトイレを詰まらせたアリーチェをファビオはどう思ったんだろう…。私はその後のファビオがどういう言葉をアリーチェにかけたのかが一番知りたい。

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    2021年04月14日
  • コロナの時代の僕ら

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    この本が出たのは、2020年4月。
    まだまだもやもや時期なのに、的確な指摘だと思う。
    コロナ禍で日常が中断された。
    時間が止まったように。
    コロナを止めるにはワクチンが必要。
    中国武漢市の市場では様々な野生動物が生きたまま、互いに密接した状態で扱われていた。異種混合は病原体が伝染しやすい。この病原体がなぜ発生したのか?つきとめることは、重要な疫学のミッション。
    秘密実験の研究室からアンプルがひとつ盗まれた説。
    万里の長城は月から見えるという噂があるが、確かに巨大だが幅がひどく狭い。月から見えるはずがない。
    フェイクニュースは広まりやすい。無数の憶測がさらに増えて不正確な思考の群れも無限に広がる

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    2021年03月30日
  • コロナの時代の僕ら

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    読んだ時期にも問題があった気がしますが、余り心には残らない感じでした^^;。ただ、日本版に特別掲載されたという最後の1章は、時間軸の違いもあってなかなか良かったです☆どうやら最後の1章以外は、コロナが流行しつつも、まだ日常的な空気が漂っていた頃のローマで書かれたものとのこと。コロナ後の約1年間で感じたいろいろな事を今後の人生の糧に出来たら良いなあ♪

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    2021年03月08日
  • コロナの時代の僕ら

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    この本が書かれてからすでに1年近く経っており、COVID-19の感染拡大は当時とは比べものにならないほど大きくなっている。
    このウイルスによって人と距離を保ち、家にいることを強いられる状況を無駄にせず考える時間に使おうという言葉が印象的である。

    ただ、個人的には内容がやや支離滅裂でメッセージが伝わりにくいように感じた。
    「作者あとがき」の部分こそ伝えたいことなのだろう。本書を手に取る方は必ずあとがきまで読むことを強くすすめたい。

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    2021年02月13日
  • コロナの時代の僕ら

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    これはもう読むのが遅すぎた。
    日本でもイタリアの状況に追いついてしまっているから。

    元に戻る以上の日本に、したいね。
    って糸井さんが言ってたっけ。

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    2021年01月11日
  • 素数たちの孤独

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    子供の頃の出来事がもとで
    それぞれ心と体に傷を負った
    マッティアとアリーチェ。
    思春期から大人になる過程で
    めぐりあったふたりの物語。

    もし登場人物の名前が日本風なら
    イタリアが舞台とは思えないくらい。
    繊細な子をとりまく環境って
    世界でそんなに変わらないものなのね。

    ラストをどう解釈すればいいのか困惑。
    私としては幸せになってほしいので
    ふたりも、マッティアの妹も
    再会して新しい生活が続くと信じたい。

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    2021年03月11日
  • コロナの時代の僕ら

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    コロナ禍のイタリア。真っ只中に理系の作家が書いたエッセイ。理系特有の分かりづらさもあるけれど、今となっては分かっていることが多いので難なくよめる。感傷的な文も多い。
    あとがきの「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」は、ぜひ読むべき。

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    2020年10月21日
  • コロナの時代の僕ら

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    すでに薄れつつある、コロナ第一波の最中の記憶。外出自粛、ロックダウン、緊急事態宣言、休校、

    僕は忘れたくない、今回のパンデミックのそもそもの原因は、秘密の軍事実験などではなく、自然と環境に対する人間の危うい接し方、森林破壊、僕らの軽率な消費行動にこそあることを。。

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    2020年10月12日
  • 素数たちの孤独

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    ネタバレ

    初めての恋愛小説。
    2人の抱えてる闇に引っ張られて少ししんどくなりながら読んだ感じがしている。
    最後の後悔しない選択が、そっちなんやなぁと思った。
    子供は時に残酷だ。結局ミケーラはどうなったの?

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    2020年08月30日
  • 素数たちの孤独

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    ネタバレ

    心に消えない傷を負った少年と少女が惹かれあう、少年は天才的な数学の才能がある、というあらすじに加えてタイトルが素数たちの孤独。うまいなと思う。高尚な解釈をする事も出来るけど、個人的には『村上春樹+森博嗣÷2』という公式で良いかなと思った。
    「孤独」とか「世界とうまくなじめない僕(私)」という世界観に加えて、数学の才能を持った少年が双子素数に二人をなぞらえ、「276088996665はアリーチェの数字」と二人の関係を数学に重ねる場面にキュンキュンした人は、絶対若かりし頃に「数字の中で、7だけが孤独ですもの」にキュンキュンした人だろうなと思う。大人になるとムズムズします。はい。この場面以外数学関係

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    2020年05月17日
  • 復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男

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    マフィア映画の名作『ゴッド・ファーザー』のドン・コルレオーネは、
    実在したマフィアのボス何人かのエピソードを寄せ集めて作られた
    人物だ。

    だからか。マフィアを扱ったノンフィクションにはまるで映画の
    筋書きのような作品が多い。だって、マフィア撲滅運動に尽力した
    検察官が、高速道路を走行中の車ごと爆殺されちゃう事件が現実に
    起きるのだもの。

    本書は伝統的なマフィア組織コーザ・ノストラに家族を虐殺され、
    復讐の為にコーザ・ノストラと対峙した信仰犯罪者集団を率いた
    男が綴った半生の記である。

    シチリア島で生まれた著者は子供の頃から悪さを繰り返し、17歳に
    してドイツへの逃亡

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    2019年02月02日
  • 復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男

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    この小説がノンフィクションであるとは途中まで気がつかなかった。マフィアのヒットマンとして、悪の限りを尽くした作者が、自分の回想録を第三者の目で書き上げた。

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    2017年09月13日
  • 素数たちの孤独

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    双子素数を題材にしており、たびたびすれ違う様はあっても隣り合うことはない。まさに双子素数が無限に循環するがごとく、物語が切なく進められていくようであった。双子素数については多くの数論学者が無限に存在するだろうと予想しているが、数学上は未だ有限か無限かは解決されていない。この問題に対し、この小説は一つの答えを出しており、それが彼ら主人公2人が出した結論なのだと考えられる。ある意味、循環を断ち切った彼らは、「素数ではないもの」になれるのかもしれない。双子素数という題材を抜きにしたら陳腐になってしまうかもしれないが、今一度孤独について考えさせられたように思う。

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    2014年08月09日
  • 素数たちの孤独

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    双子素数は悲しかった。

    孤独で寂しい。
    でも、他人と交わるのを拒絶する。
    結局ひとりぼっち。
    みんな寂しい。
    空疎。
    どこかで繋がってたらいいな。
    頭の中では誰かを想ってる。

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    2014年03月11日
  • 素数たちの孤独

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    ネタバレ

    小説の内容はともかく、イタリア人の書く、イタリア人が主人公の小説ということで興味深かった。
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    スキー中の事故で足に癒せない傷を負ったアリーチェ。けたハズレの数学の才能を持ちながら、孤独の殻に閉じこもるマッティア。この少女と少年の出会いは必然だった。ふたりは理由もわからず惹かれあい、喧嘩をしながら、互いに寄り添いながら大人になった。だが、ささいな誤解がかけがえのない恋を引き裂く--イタリアで二百万分の記録的ベストセラー! 同国最高峰の文学賞ストレーガ賞に輝いた、痛切に心に響く恋愛小説。

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    2014年01月06日