波野好江のレビュー一覧
-
購入済み
素晴らしい命
改めて命の大切さと儚さ、家族の暖かさや大切な人との別れの辛さを感じました。勘三郎さんの明るく凄みのある雰囲気を思いだしながら読みました。勘三郎さんと奥様、息子さん達の壮絶な闘いは息をのみました。必ずどんな生命も最期はさよならをしなければならない。でもそれまでは一生懸命生きよう、一生懸命大切な人たちを愛そうと思いました。
-
Posted by ブクログ
ネタバレあー、勘三郎なんで、なんで手術したの。
あん時、鶴瓶が言ったこと聞いていれば、癌とうまくつきあって今も、生きていたと思う。
このエッセイは、ほんとに赤裸々に書かれていて、勘三郎の女性問題、
膝蹴りなどびっくりするような夫婦喧嘩、でも最終的には、遺体を焼かずに残しておきたい方法までさぐるほど、深く愛していたのだから、やはりすごい稀有な夫婦なのだと思う。
ほんとに、どんだけ症状が重くなっても病院をがん研センター、女子医大、
日本医科大、と転移してもまさか死ぬなんて最期まで思わなかったと思う。
巻末に載っている各病院の担当医のインタビュウー、最初のがん研のインタビューだけがはずされてる意味を考 -
Posted by ブクログ
病気治療に関する記述は、読んでいて涙が止まらなかった。中村屋が気の毒で、生々しい記録を読み進めるのが辛くなるほどだったけれど、中村屋と好江さんは、実際には、この100倍も1000倍も辛い思いをしたことだろう。
自分が苦しい状態でも希望を捨てず、逆に家族を励まそうとさえする中村屋の優しさ。亡くなってしまった中村屋と添い寝する好江さんの深い愛。
浮気はあっても、中村屋にとって好江さん以上の素晴らしい女性はいなかった。こんな風に深く愛し合えるなんて、理想的な夫婦だったんじゃないかと思う。
担当医師のインタビューがついていて、がん治療の今がわかる実用書的な側面もある。がんの手術そのものは成功でも、そ