高田明典のレビュー一覧
-
この本は初読ではない。いわば技法のマニュアル本なので必要に応じて開くものなのだが、ともかく類書のない内容である。聞くところによれば、著者は随分原稿を書籍にする際に削らされたらしく、そのために分析例などで具体的な部分が分かりにくかったりするのが残念極まりないが、有用な書籍であることは間違いない。こうし...続きを読むPosted by ブクログ
-
[ 内容 ]
自殺には、「正しい自殺」と「正しくない自殺」がある―「私」の問題を徹底的に考える。
[ 目次 ]
序章 「私」の問題とは何か
第1章 「私」を縛るものは何か
第2章 「私」はどこで、どのように生きているのか
第3章 「私」とは何か
第4章 「私」にとって、「他者」とは何か
第5章 「...続きを読むPosted by ブクログ -
休日の朝、テレビを見ながら読める本。個人的にはウィトゲンシュタインやソシュールについて書かれている箇所が好きです。あと、付録のブックレビューがすごい。入門本として挙げられている新書をどんどん読んでみたい。次はソシュール。デリダについての記述もある「カルチュラルスタディーズ入門」(ちくま新書)も面白い...続きを読むPosted by ブクログ
-
普遍的な真理をあきらめた現代思想が目的としていることを、それぞれの思想についてわかりやすく説明しようとしてくれている。おもしろく読んだが、いろいろなことが書いてあって、読後しばらくたった今となっては、内容をあらかた忘れてしまった。ただ、こういった本を時折頭に通すようにするのは悪いことでないと思う。Posted by ブクログ