川口宏之のレビュー一覧
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ネタバレ15-20分で1社の有報を読むコツを説明。同書によると(少し意訳しています)、有報でザクッと会社を知るには、以下の7ステップを踏む:
①冒頭の「第一部【企業情報】 第1【企業の概況】 1【主要な経営指標等の推移】」で直近5期の売上推移と利益率、ROE推移で過去の業績を把握。
②沿革で会社の歴史をチェック。このとき、「設立時期」と「新規事業の開始時期」、「M&A」に注目する。
③P/Lからもう少し詳しく利益構造(粗利>営業利益>経常利益>税引前当期純利益>当期利益)と分解する。
④「セグメント情報」と②の「新規事業の開始時期」から、現在の「稼ぎ頭」と各事業の事業ライフサイクルにおける -
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2020年2月25日 峯田洋輔
# 会計 #中堅向け #経営指標
様々な業界のビジネス上の戦略が理解でき、視点も増えたので狙い通りだった。とても楽しかった。
あとはいかに自社にトレースするか。
財務3表の関連性を掴むのには最適だった。
まず自分の意識として思ったのは
キャッシュをあまり気にしていない(キャッシュフローも良い)ということ。
それはつまり財務状況としては安定している。
今まではそれが一方的に良いと思っていたがROEはどんどん悪くなっている。
積極的に投資を行える状況だということは腹落ちした。
BS意識するだけで視点がかなり増えることが大きな気づき。
後書きにも書いてあったが、
ビ -
Posted by ブクログ
◯得たいもの
会社を経営する上での経営指標の視点を増やす
様々な業界のビジネス上の戦略が理解でき、視点も増えたので狙い通りだった。とても楽しかった。
あとはいかに自社にトレースするか。
財務3表の関連性を掴むのには最適だった。
まず自分の意識として思ったのは
キャッシュをあまり気にしていない(キャッシュフローも良い)ということ。
それはつまり財務状況としては安定している。
今まではそれが一方的に良いと思っていたがROEはどんどん悪くなっている。
積極的に投資を行える状況だということは腹落ちした。
BS意識するだけで視点がかなり増えることが大きな気づき。
後書きにも書いてあったが、
ビジネ -
Posted by ブクログ
会計初心者です。本書のターゲットど真ん中です。
本書のコンセプト通り、初学者が理解しやすい工夫が凝らされている良書でした。何冊か他の会計本も読みましたが一番良かったです。最初からこの本を読めばよかった・・。
・慣れない会計の数値や用語を直感的に理解できる豊富なイラスト(ROA・ROEの分解は感動)
・概要の解説に加えて、理解を定着させるための、実際の企業の財務諸表を用いた豊富な事例
・指標の定義だけではなく意味の解説。指標に騙されない読み方のフォロー。更に細かい指標の分解のフォロー(なぜ分解すべきなのか指標の意味と読み方がわかる)
・今ラインしやすい分母分子の視覚的な覚え方(C/F← -
Posted by ブクログ
「貸借対照表」=期末時点の財政状況(どのくらい財産と負債を持っているか)を一覧化したもの。
「損益計算書」=経営成績(どのくらい売上を獲得し、コストを使い、儲かったか)を表したもの。
「キャッシュフロー計算書」=現金の動き(現金がどのくらい会社から流出•流入したのか)を表したもの。
一般的に、負債と純資産は「資金の調達源泉」を表し、資産は「資金の運用形態」を表している。
自己資本比率30%以上が望ましいが銀行や銀行を保有している企業はこれ以下でも大丈夫。
資本金と資本剰余金は株主からの出資で、利益剰余金は自社で稼いだ利益の累積。
利益剰余金がマイナスでも、創業間もない会社が多額の資