吉本由美のレビュー一覧

  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    それぞれが独特の視点を持つ3人組が、「あえてみんなが訪れない、もしくは訪れる土地を訪問して、その面白さ、もしくは面白くなさを語る」という独特の切り口の旅行エッセイ集。

    選ばれた”訪れない”土地はサハリン、江ノ島、清里、”訪れる”土地はハワイ、熱海、名古屋であり、それぞれの3人の目線が本当に面白い。特に都築響一の目線が最高。

    これを読んで一番行きたくなったのはメルヘンの里、清里。うらびれた70年代メルヘンの行く先が21世紀の今、どうなっているのか、この目で見てみたい。

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    2020年08月08日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    春樹のエッセイを読んでいると、たまに出てくる東京するめクラブ。なんだか楽しそうだなと思っていたらこの本を発見!
    文庫でも千円すると言う外文の文庫かと思うような値段だったが、開けばカラーの写真満載!
    なんともディープなそこに行くんだ…と言う濃い旅エッセイ。ゆる〜くゴロゴロしながら面白おかしく読めるところがいい。まだまだ日本にも世界にも、知らない世界があるなぁと呆れつつも感心する。

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    2019年03月12日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    村上隊長率いる東京するめクラブの旅行記。
    行ったことのある熱海や江ノ島については彼らと全く同感だった。
    熱海は確かに寂れているよな、とか江ノ島は山を超えて裏の方までいくと確かにただの観光地ではなく秘境だよな、とか。
    サハリンはもちろん行ったこともなかったけど、北海道と雰囲気が似ているとあり、なんとなく空気感を想像できた。
    観光ガイドには乗っていない話ばかりで、どの旅行も興味深かった。

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    2019年02月04日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ついつい地球の歩き方や旅行ガイドに頼りがちな旅の仕方をしてしまう。求めた予定調和以上の興奮や発見に出会うには自ら能動的にそれらを追求する姿勢がいるのだろう。ツーリズムのコンセプトが多様化する時代ではあるが、パッケージングされた価値の外にも、その土地の魔力と魅力を見つけられるように心掛けたい。

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    2018年09月24日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    遥かに過去の話題なったようなところや場所を探して、旅をしていくも次第に帰り道が解んなくなってしまうようなビミョーな旅行記。

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    2016年06月15日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ゆるい旅エッセイ。主にB級スポットというべき場所を訪れている。
    こういう旅の楽しみかたはいい。ザ・観光地以外にも見るべき場所はたくさんある。そういう場所を発見していきたい。

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    2012年12月28日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ネタバレ

    第一章の名古屋編は是非とも、名古屋以外の出身で名古屋に住んだことのある人に読んでもらいたい。名古屋に感じる違和感をガツンと言い当てていると思う。上記に該当する方は名古屋に関する記述をいくつか引用してあるのでご覧になってみて下さい。なるほどと思うはずです。

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    2012年10月21日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    名古屋に旅行に行くといったら、友人の目が光った。そして差し出された一冊の文庫本がこれ。

    国内外の突っ込みどころ満載な都市を訪ねて、素朴な疑問や毒舌をまじえつつ突っ込みまくっているトラベルエッセイ。でも、なんというかこういう旅の仕方が好きな私としては大変楽しく読ませていただきました。

    「地球のはぐれ方」っていうタイトルもつぼ。

    いつか江の島に猫に会いに行きたいわ~。

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    2011年01月07日
  • イン・マイ・ライフ

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    ご実家の大きな庭に苦労されている様子が随所に見られて、大変だろうなあと思いながらも何だか可笑しくてくすくす笑ってしまった。

    "これまでの私の人生、夢の多くは叶わなかったが小さな喜びは随所にあって、まあ、全体的に見れば愉しかったな"と思えるような生き方をしたいなあ。

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    2025年06月26日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    「地球のはぐれ方」がいいね
     タイトルは面白さうだが、中味はふつうなので、名古屋の得体の知れぬB級グルメとか、ハハアとなる。
     で、そのうち、こんなん読んでる場合ぢゃないんだけどな……みたいな気持になる。きっと、向こうはしめしめ、とおもってるに違ひない。くだらないからね。それがいいのかも、だけど。

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    2025年06月02日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    「ちょっと変なところに行って、ちょっと変なものを見てまわろうじゃないか」というコンセプトで書かれた、(一応)旅行記。「ちょっと変なところ」として選ばれたのは、名古屋・熱海・ハワイ・江の島・サハリン・清里というラインアップ。なかなかの顔ぶれであり、かつ、書き手が村上春樹を含んでいるということで期待したが(実際、村上春樹がいくつか書いている旅行記は面白いと思う)、思っていたほど、面白くはなかった。
    それは、「ちょっと変なところ」の面白さを伝えることが、かなり難しいことによると思う。例えば清里は、かつては、若い女性が大挙して押しかけた高原の観光地、ペンションなど、オシャレな場所として人気を博していた

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    2025年05月09日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    2025.1st
    昨年の後半に村上春樹の「ラオスに一体何があるんですか?」を再読したときに本書のことが書かれていたので、読んでみました!
    取り上げられてる場所もちょっと変わってる。名古屋、熱海、ハワイ、江の島、サハリン、清里…江の島の紀行文って珍しいですよね(°_°)
    名古屋には住んでたことがあるし、熱海も何度か行ったのでこのあたりが本書で一番面白かったです!個人的には。
    サハリンは多分行かないだろうなぁ…(*´Д`*)
    ハワイは行ってみたいけど、似たようなコンセプトでもうちと安い場所が世界にはたくさんあるので、いつになるやら…(><)

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    2025年02月02日
  • イン・マイ・ライフ

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    ⚫︎感想
    こちらの本が出た時の著者は73歳ということで、歳をとり、生活が変わることや、どんなことを楽しみにして生きていけばいいのかなどのヒントになるかと思い、読んでみた。私は人生を楽しんでいらっしゃる年上のお姉さん方が好き。吉本さんの過去のその時その時の生活が垣間見られた。猫の世話を猫仕事と呼んだり、庭にまつわるあれこれや、楽器、物書きなど、自分のペースで人生を面白がったり、楽しんだり、好きなことを好きにする前向きな姿勢が大切なんだと改めて思った。

    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)
    年をとるって、かくも愉しく忙しい——。
    スタイリストとして70~80's『アンアン』『オリーブ』『クロ

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    2024年08月31日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    分厚くはあるもののパッと読める

    少し古い本なので、あまり観光地の参考にはならない
    しかし、旅をどう楽しむか、それは一緒に行く人と何を見つけ、何を思うかにより左右されるものなのだと再認識した

    村上春樹作品は、小説よりも紀行文のほうがやはり自分は楽しく読める

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    2024年03月26日
  • イン・マイ・ライフ

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    前半は、東京での煌びやかな世界での話。行動力もあるし人脈に恵まれている人だなと思った。それは人柄もあるだろうし、1番は自分の好きなことを理解してて、行動出来る所からくるんだと思う。
    後半は、熊本での話。若いときには想像しなかったような事が好きになってるの分かる!その年代に合わせて自分の好きに合わせて人生を謳歌してる。この人の人生、多分いろいろあるとは思うけど幸せだと思う。

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    2024年01月20日
  • イン・マイ・ライフ

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    憧れの世界にいる方。
    どんな人生を歩んでこられたのか興味津々読んだ。

    才能、運、人間的魅力があり、
    夢中になる力で、その憧れの世界に辿りつかれたのだな、と
    感心して読む前半。

    後半は、そんな世界から遠く離れた故郷に帰り、
    年を重ねる大変さに直面されながらも
    やはり、創るひと、つながっていくひとに
    なって人生を楽しまれているご様子にまたまた感心。

    誰でも年を重ねていく。
    若い時のように生きられないし、
    新しい生き方を求める時がくる。

    かなりのスピード感で進まれる中に
    芯のある自分を発見されていく姿。
    いいなぁ、と共感し、また違う憧れをもった。

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    2023年05月07日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    都築響一さん本5冊目。村上春樹さんとのコラボということで、楽しみに買って帰りました。樺太旅情がいちばん面白かった。ゴールデンカムイ、熱源と樺太話にカブれていたので。

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    2022年09月18日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ネタバレ

    「急いでいるからとか、今度またとか、自分に言い訳はいくらでもできるけど、そこであえてジャンプするかどうかで、人生が(失敗も多いけれど)発見に満ちたものになるのか、安全で退屈なものになるのかの分かれ目がある」

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    2022年06月01日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    名古屋とか熱海とかもう行ってみたいところばかり。(^^
    ま、名古屋はいろいろ美味しそうだから良いとして、熱海は微妙に寂れているようですけどね。
    村上さん以外の作家の文章も好みに合っていて読みやすかったですね。
    サハリンとハワイはやはり空気感が違うので外国編として別にした方が良かったかも。

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    2018年11月12日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ネタバレ

    するめクラブと称して、普通の人間が選ばないところ、むしろ敬遠する場所に行ってみようという企画で始まったらしい。

    名古屋、ホノルル、熱海、サハリン、清里と国内外さまざまな所へ行っている。

    ただ、行ったのが2000年あたりなので、15年以上前ということもあり、ガイドブックというより、当時の僻地の情報が知れる紀行って感じ。熱海はもう寂れた状態しか知らないから、3人の熱海再開発計画の話し合いとか聞いてて面白かった。
    さすが村上さんは博識というか、街の説明の日本語が中々に特徴的で、読んで理解するのに時間がかかった。
    名古屋の結婚式事情はもっと変わっていると思うけど、マウンテンは確かに衝撃的だったなぁ

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    2016年10月29日