北海道新聞社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【日本政府高官は「ロシアは大統領のプーチンと話せば、全てが決まるというのは間違いだった」と漏らした。政府高官の言葉は、2012年から対ロ外交に膨大な政治エネルギーを注ぎ込んできた安倍政権が、ようやく現実を直視したことを物語っていた】(文中より引用)
安倍政権による外交の中でも、注ぎ込まれた政治的エネルギーが極めて大きかった対ロシア外交。新たな構想と陣容で臨んだプーチン大統領との駆け引きは、なぜ奏功しない結果に終わってしまったのか。北海道新聞社が丹念な取材を基にその内幕を描いた一冊です。
日本人相手だったら通じるかもしれない「貸し借り」という考え方を、外交というパワーゲームに当てはめようとし -
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購入済み地方紙ならではの奥深い取材内容
長年、地元に密着して取材してきた北海道新聞ならではのカーリング関連記事の集大成。
今までの北見・常呂の地域のカーリング発展の経緯や歴史、ロコ・ソラーレのみならず、様々なチームや地元の支援、それぞれの選手の生い立ちや競技への思い、挫折と決意、
また平昌オリンピックでの活躍の詳細な記録と関連記事、付録でコンピューターでの準決勝韓国戦、三位決定戦英国戦の戦術のシュミレーションなど、読み応えありました。
この内容でこの価格はかなり良心的ですよ。
初めて電子書籍を読む人でも、構成がよくてインターフェイスも見やすいです。 -
Posted by ブクログ
2018年11月、日露首脳会談で安倍総理は、これまでの日本政府の統一された立場だった四島返還から、二島のみ返還へと舵を切った。しかも、その決定は殆ど周りに知らされなかったーー。そこに行き着くまで、そしてその後安倍政権までの退陣を追った北海道新聞のルポ。
地元紙ならではの熱意と微細な情報収集が圧巻。日本側が「プーチン大統領と仲良くなれば」「プーチンは親日だから」と、プーチンに対する信頼を根拠に情に訴えて、見たいものだけ見ている一方でのロシアの対応。「北方領土の帰属は第二次大戦の(正当な)結果」「日米同盟が北方領土に適応されることは懸念」…今まさに我々が目にしているウクライナに対する立場と同じこと -
Posted by ブクログ
第二次安倍政権の北方領土交渉を追ったルポです。
2800日と長きにわたって、密着しただけのことはあり、読み応えのある内容になっています。
四島返還から二島返還に舵を切り直したのには、さまざまな理由があります。
本書を読む限り、もっとも大きいのはロシア側が「日ソ共同宣言」の有効性を認めたことです。
日ソ共同宣言では、その条文に二国間の平和条約が締結した暁には、北方四島のうち、二島の明け渡しが明記されていました。
それを糸口にして、日本政府は北方領土でのロシアとの共同経済活動を立ち上げ、二島返還、さらには四島返還を目指すというのが、描かれた青写真だったのです。
ところが、思うようにはことが運