門林岳史のレビュー一覧

  • クリティカル・ワード メディア論

    Posted by ブクログ

    最初の理論編は新しいことが多く力を入れているので、これだけを読んでも役に立つと思われる。
     歴史編では、憑依メディア、観光メディア、物流メディア、金融メディア、軍事メディア、司法メディアなと、ほとんど今では聞かれないメディアが多い。
     惜しむらくは活字が薄くて細いということである。がくせいにとっては問題ないであろうが、老眼者にとってはややつらい。

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    2021年10月04日
  • ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン? : 感性論的メディア論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【新たな感性としての触覚性―共感覚と麻酔】p75-76
    一方で、共通感覚ないし諸感覚の相互作用としての触覚性。そして他方で、「光学的無意識」、あるいは視覚の体制から阻まれたものとしての触覚性。

    <第6章 クールの変容―プローブすること>
    マクルーハンにとって、テレビというメディアは、視覚的なメディアと聴覚的なメディアの対立図式によって把捉可能になるメディアの歴史的布置そのものを切り崩す潜勢力を備えているのである。p175

    ▲スラング辞典における「クール」の定義。
    p253注釈

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    2014年06月22日