石川清のレビュー一覧

  • 津山三十人殺し 最終報告書

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    ネタバレ

    分厚い!手が筋肉痛になりそうでした!
    ものすごく丁寧に事件を解説している本。
    スタンフォード大まで行って手に入れた当時の報告書の写しも興味深く読んだ。

    あまり他の書籍や資料では触れられていない、睦雄が祖母と血がつながってなかった点とか睦雄の子供がいたのではないかという点は新鮮だった。

    疑問点もいくつかあって、
    睦雄が直接恨んでいた人以上に、子供が執拗に攻撃されている点を「子供好きではあったが嫉妬もあったのかも」とまとめているが、そう推測するに至った根拠はあまり書かれていないように感じた。

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    2024年12月23日
  • 津山三十人殺し 七十六年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録

    Posted by ブクログ

    あまりに面白くて一気に読みました。

    本著によって、私の中に何か引っかかっていた動機が氷解しました。素晴らしい本です。

    題材となっている津山三十人殺しは、日本の犯罪史上でも有名な事件です。当時もセンセーションを起こし、なおかつ戦後でも映画八墓村がこの事件からヒントを得て描かれ、さらに周知されるに至ってます。

    この事件をノンフィクションのドキュメンタリー形式で書いた、筑波 昭著の津山三十人殺しがあまりにも有名です。小生も数年前に読みまして、リアルなタッチ、実行犯の内面描写など感嘆したものです。

     と ・ こ ・ ろ ・ が

    その筑波 昭著の津山三十人殺しが、実はフィクションに満ちていたと

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    2014年05月15日
  • 津山三十人殺し 最終報告書

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    とにかく分厚くて読むのに時間かかっちゃった。津山三十人殺しについてチラッと知る機会があり、八つ墓村のモデルになったのも知らなかったのだけれど、本人だけじゃなくて地域とか時代とかいろんな要因にスポットが当たっていて読み応えあり。

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    2025年04月29日
  • 津山三十人殺し 七十六年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録

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    戦前に起きた津山三十人殺しという事件を大まかにしか知らないので、真実を語られても、それ以前の通説と比較しての新たな発見による興奮は得られず、そもそも何が新説なのかを解する予備知識がない。これは私自身の問題だが、しかし、その意味では事件全容を把握する初見の本としては、凄惨さと狂気に触れ、感情を大きく揺さぶられるスゴ本だった。

    この本自体の正確性を問う評価もあり、取材を重ね、文献も探しての苦労は見えるが、一部で矛盾したように見えるのも確か。しかし、私にとってはあまり細部の正確性は気にならない所で、横溝正史の小説『八つ墓村』を読んでいるかのような感覚でも許せる範囲である。

    ズシリと来る感覚は、閉

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    2025年03月29日
  • 津山三十人殺し 七十六年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録

    Posted by ブクログ

    八つ墓村のモデルになった、日本で最大死傷者数を誇る殺人事件について書かれた本です。
    とはいえ犯人は決して異常者ではありません。
    家系問題や結核発症、結核差別からの村八分など様々な要因が重なってこのような事件を起こすに至ります。
    普通の人が最大死傷者数の事故を起こすに至る過程は運命的に残酷で、遺書を読んで正直号泣してしまいました。

    優等生であったゆえの高い自己評価と、過保護教育からの怠け癖や他責の傾向の強い性格など、何が人の性格を作っていくのかという点について考えさせられました。
    犯人の人生や生活について想像が広がり、とても面白かったです。

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    2018年01月16日
  • 津山三十人殺し 最終報告書

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    分厚ぅ!辞書かよ!重ぇ!

    30人殺すってすげぇな!どしたん!レベルで知りたいだけの身としては、でってゆー!が炸裂して(第3章とか特別寄稿【2】とか)くそほど残念
    筑波昭とかその著作とかその信憑性とかぶっちゃけどうでもいい…!どうせ読まんし…!
    津山事件のあとに似てるような似てないような事件が起きたとて、で、なに?
    特別寄稿【2】まじでいらねぇ!しゃしゃんなよ

    法務省、むっちゃんが使った凶器保管してるなら公開してくれ!

    せっかく〝津山事件報告書〟載せるなら死体写真黒塗りにしないで見せてくれ!

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    2025年10月11日
  • 津山三十人殺し 七十六年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録

    Posted by ブクログ

    先月号の「本の雑誌」の特集が事件ノンフィクションで、うーん、好きなジャンルではないんだけどなあと思いつつ、いくつかのタイトルに興味を抱いて、読んでみることにした。これはそこで紹介されていた「津山三十人殺し 最後の真相」の著者が、さらに新しく調べたことを加えて書いたもの。

    「津山三十人殺し」については、個人的には「八つ墓村」より山岸涼子先生の「負の暗示」から受けた印象が強い。本書を読んで、あれはかなり正確に事実に沿っているのだということがわかった。(「負の暗示」は「神かくし」という文庫に収録されているが、どの話もオソロシイ)

    この事件の異様さ、殺戮の凄惨さはもはやいうまでもないだろうが、さす

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    2014年06月08日