池田利夫のレビュー一覧

  • 堤中納言物語

    Posted by ブクログ

    堤中納言物語の原文と訳文と解説を一冊にしたもの。
    右に原文、左に訳文、下に注釈で、目をうろうろさせながら比べて読める。
    原文に忠実に一語一語訳して説明してあることもあって、流れるように読むとはいかないけれど、ああこうなってるのかと知りながら読むには良い。
    欲を言えばページをまたがずに文章を切ってほしかった。けどまあ忠実を目指すなら無理か。

    背景や研究者の解釈を読むとまた違った風に読める。
    付録の藤田徳太郎の「新釈」(昭和14~17年に連載されたもの)が面白い。
    編者はどうもこれに影響を受けているようだ。

    私と全然違う感想もあるし、こう読めるのかとかそうだよねってのもある。
    「古い本なんだか

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    2014年02月18日