藤村龍至/TEAMROUNDABOUTのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1995年は、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起こった年。それ以降の建築家の職能や都市・建築のあり方などについて、藤村龍至氏と様々な建築家の対談をまとめた本。
キーワードは、組織・ゼネコンVSアトリエ、郊外化、工学、アルゴリズムなど。
様々な専門家が問題視している事象や意見、論理など、勉強になった。
哲学的、詩的に自分の作品を語る建築家が多い中、井手健一郎氏の「わかりやすい言葉で説明責任を果たすべき」という姿勢、岡部明子氏の「異なる立場の専門家が議論する場合、お互いの論理を知らないとなかなか説得できない」という言葉に共感。
2011年も建築家にとって、ターニングポイントになるかもしれない。