越智啓太のレビュー一覧
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私たちは、どうしたって社会という名の集団の中で生きている。
その人生のうちに、他人との関係性から悲しみや苦しみを感じたり、逆に幸せを感じたりする。
その結果、互いに傷つけ合ったり助け合ったり…
日々どうしてこんな行動を取ってしまうんだろうと、自分自身でも疑問が湧くことがあるかと思う。
かくいう私もそうだ。
本書は、どうして他人と関わるうちにそういった様々な感情を得るのか?その結果どのような行動を取ってしまうのか?またどうしてそのような行動を取ってしまうのか?などなど…私たちの身近な日常生活に寄り添った話題を、社会心理学の観点から論じていく。
本書はオールカラー・分かりやすい図や写真、グラフを -
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社会心理学に関連する50の「問」に答えるビジュアル百科です。本書は3通りの読み方があるのではないかと思案する。
ひとつは、ストレートに「なるほど、なるほど」と読む、読み方である。
例えば10番「相性の良い人と巡り会うには、血液型を見るべきか」という問いがある。
ここには、血液型で性格がわかると思い込むこと「血液型ステレオタイプ」に対する基本的な解説が書かれている。「えー?やっぱり血液型と相性は関係ないの!」と結論だけを知って満足する「型」である。
ひとつは、「血液型ステレオタイプ」という専門用語に注目する。社会心理学入門編として、「本格的に学ぶかどうか」または、「どんなテーマがありあるのか -
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ネタバレ犯罪を個人ではなく共通する特徴として、統計や過去のデータから述べていく。
「どんな人が犯罪をするのか」や犯罪パターンを属性や組み合わせ、地理や凶器、犯罪戦後の行動などから犯人を割り出していく。
統計は個人の経験も憶測も関係なく、むしろそういった個人の偏りを無くして明るみにしてくれるから好き。
経験則はだいたい半分くらいしか当たらなかったことか、なぜこの犯人は凶行に及んだのかといったことを考えること自体が例外だったこととか。
アメリカはやはり銃社会なのと土地が広大だからこそ、犯罪研究も盛んに行われていたのだろうか? 日本はそもそも島国だし国土も小さいしね。武器も銃は基本❌だし。
ただ昨今、あまり -
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ネタバレ・素人向けに「犯罪心理学」ってどんなことやったるの?を説明している本、興味がある人はまずは触りとして読むには、ちょうど良い本かも。
・犯罪を犯しやすい性格があるらしい
①敵意帰属バイアス、外から刺激に対して自分に対する挑発や攻撃と捉えやすい認知的傾向
②敵意的反芻傾向、一般的に怒りは時間とともに収まるが、この傾向は怒りを持続させる(何度も繰り返して考えて怒りを彷彿させる)
➂セルフコントロールの欠如、自分の欲望や感情を抑えられず場当たり的な満足を求める傾向
④生涯持続型反社会性、一生涯にわたって犯罪を繰り返すタイプ(一時的な人が多い傾向であるなか)
その他、ナルシストも攻撃性が強いらしい。
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プロファイリングの歴史的な発展の道筋、分析の仕方などについて書かれている。同じタイプの犯罪から特徴となる行動を項目化していき、他のどの項目と関連性があるのか(あるいは無いと考えられそうなのか)、起こった件数はどの程度なのか、などをマトリクス表に起こして空間マップに落とし込んでいるようす。
実際の事件を追うごとに、かつて言われていた説が「当てはまらないケース」も出てきて、今後も研究の余地がありと書かれている分野も。
安易に「このタイプはこうだ」と言い切らない姿勢が窺えて、ホッとする。別の本で、心理学者とは人の心は簡単に読めたりしないという事を最も理解している人だ、という趣旨の言葉が書かれていたこ -
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犯罪者の〝心の闇〟を想像するのではなく、 科学的に犯人の行動を分析する「犯罪心理学」。犯罪捜査における心理学の応用のうち、プロファイリングの嚆矢となったFBI方式をはじめ、客観的な犯人像の分析を可能とするリヴァプール方式のプロファイリングや、犯人の居住地を推定する地理的プロファイリング、ストーカーの危険性を推定する技術、そして大量殺人の動機の推定から効果的な防犯対策なども紹介。
プロファイリングを駆使して犯人を追い詰めたりするドラマやアニメに影響されすぎて読んだけれど、やっぱり想像と現実とはかなり乖離があって、思ったよりずっと地味な内容だった。分野としては面白いけれど、私が想像していたのは犯人