【感想・ネタバレ】犯罪捜査の心理学: プロファイリングで犯人に迫るのレビュー

あらすじ

犯罪者の行動は、なぜか似ている。
犯人像から動機の推定まで、プロファイリングで迫る!

犯罪者の〝心の闇〟を想像するのではなく、 科学的に犯人の行動を分析する「犯罪心理学」。
犯罪捜査における心理学の応用のうち、
プロファイリングの嚆矢となったFBI方式をはじめ、
客観的な犯人像の分析を可能とするリヴァプール方式のプロファイリングや、
犯人の居住地を推定する地理的プロファイリング、
ストーカーの危険性を推定する技術、
そして大量殺人の動機の推定から効果的な防犯対策なども紹介。
DOJIN選書のロングセラー『犯罪捜査の心理学』が文庫版で再登場。
新たに「プロファイリング研究――その後の15年」を収録する。

【目次】 第1章 FBIによるプロファイリングプロジェクト
第2章 プロファイリングの新たな展開――リヴァプール方式
第3章 犯人の居住地を推定する
第4章 犯人の危険性を推定する
第5章 犯人の動機を推定する
補章 プロファイリング研究――その後の15年

※本書は2008年5月に刊行された『犯罪捜査の心理学――プロファイリングで犯人に迫る』(DOJIN選書)を加筆・修正し文庫化したものです。

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Posted by ブクログ

プロファイリングの歴史的な発展の道筋、分析の仕方などについて書かれている。同じタイプの犯罪から特徴となる行動を項目化していき、他のどの項目と関連性があるのか(あるいは無いと考えられそうなのか)、起こった件数はどの程度なのか、などをマトリクス表に起こして空間マップに落とし込んでいるようす。
実際の事件を追うごとに、かつて言われていた説が「当てはまらないケース」も出てきて、今後も研究の余地がありと書かれている分野も。
安易に「このタイプはこうだ」と言い切らない姿勢が窺えて、ホッとする。別の本で、心理学者とは人の心は簡単に読めたりしないという事を最も理解している人だ、という趣旨の言葉が書かれていたことを思い出した。

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2024年01月30日

Posted by ブクログ

犯罪者の〝心の闇〟を想像するのではなく、 科学的に犯人の行動を分析する「犯罪心理学」。犯罪捜査における心理学の応用のうち、プロファイリングの嚆矢となったFBI方式をはじめ、客観的な犯人像の分析を可能とするリヴァプール方式のプロファイリングや、犯人の居住地を推定する地理的プロファイリング、ストーカーの危険性を推定する技術、そして大量殺人の動機の推定から効果的な防犯対策なども紹介。
プロファイリングを駆使して犯人を追い詰めたりするドラマやアニメに影響されすぎて読んだけれど、やっぱり想像と現実とはかなり乖離があって、思ったよりずっと地味な内容だった。分野としては面白いけれど、私が想像していたのは犯人の表情やしぐさから読み取る方だった。近年になって急に増えたと考えられがちな大量殺人は、考え方を変えれば以前からあったことや欧米と似たパターンに分類できることは興味深い。

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2022年04月28日

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