川人博のレビュー一覧

  • 過労死しない働き方 働くリアルを考える

    Posted by ブクログ

    大事です。
    過労死された方のエピソードは読むのが苦しいが、知っておく方が良い。働きすぎて疲れすぎて、心が弱って正常な判断ができなくなるのだそうだ。
    日本はサービスを受ける方がえらいと思いがちで、悪質なクレームはどの業界にもあるみたいだ。自分や家族、誠実に働いている人々を守りたい。

    0
    2024年01月04日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    過労自殺 第二版 (岩波新書) 新書 – 2014/7/19

    人員と時間に余裕のある職場つくりが必要である
    2015年9月19日記述

    川人博さんによる著作。
    我が国における過労自殺について、これほどよくまとまった本は無いと思う。
    勤務問題が原因・動機と思われる自殺は年間約2500件もあるのだ。

    第一章の事例から・・大変生々しい悪質な労働実態が明らかにされる。
    可能ならそれぞれ亡くなった方の事を更に深く掘り下げて知りたいくらいだ。
    また本章では勤務先を明らかにしている。
    類似書でも肝心な企業名をぼかすものが多い中、本書の勇気を高く評価したい。

    新興プランテック株式会社
    株式会社富士通ソー

    0
    2022年01月09日
  • 過労死しない働き方 働くリアルを考える

    Posted by ブクログ

    とても考えさせられる本であり、過労死した事例をを読むと辛くなる本である。ましてや過労死の本がジュニア新書で取り上げられていること自体が驚きである。労働組合はあてにならないし、自分の命は自分で守らないといけない。生きるために働くのに働き過ぎて死んでしまう日本の現状はおかしい。

    0
    2020年10月27日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふとして手にとった本でしたが、読み進めるにつれ、自分にとっても他人事ではないと思いました。とくに、ブラック企業は大企業ほど多いという事実には驚きました。自分は心が折れやすいので、就職してからはこの本で学んだことを生かし、自殺など考えることのないようにしないといけないと思いました。

    0
    2015年04月20日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    前著から16年振りの全面改訂。前著により「過労自殺」と言う言葉が知られるようになった位インパクトのある本であった。この間で労働者を取り巻く環境は良くなったどころか、更に悪化している状況がみられる。一方、この間の裁判事例などを通して、労災認定基準が変わったりで多少改善した部分もある。更に大きな点は今年6月に「過労死防止法」が成立したことである。これまで過労死など存在しないと言っていた国が、過労死を防止するための責務が定められた意義は大きい。著者も述べているが、この画期的な法律を今後効果的に生かしていくことが大事なことである。

    0
    2014年09月17日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    読んでから気づいたが、東大の有名な法律系ゼミの先生だった(確かタグが所属してた?)。

    第1章で紹介される事例はかなりショッキングなので、お気をつけて。ただこうした事例や現実に起きている問題を学ぶことが、自分や友人を守る武器になると強く感じた。

    知識は身を助ける。

    0
    2022年07月23日
  • 過労死しない働き方 働くリアルを考える

    Posted by ブクログ

    人を叱る時の四つの心得
    1、プレーは叱っても人格は責めない。
    2、あとで必ずフォローする。
    3、他人と比較しない。
    4、長時間叱らない。

    0
    2022年03月19日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    大切なのは人として当たり前に持っている権利を守ること。
    人が会社を生かすのではなく、会社が人を生かす場所でなくてはならない。
    私たちは社会の駒として生まれてきたのではなく、幸せになるために生まれてきたのだから。

    0
    2019年01月05日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    自分の今ある労働のあり方と似た事例もあり、その生活の末に自死に至るのか、ギリギリ心身の状態で歯車となって働き続けるのか…どちらにしても本望ではなく、これから自分はどうあるべきかを考えさせられました。

    仕事上の悩みは、決して家族に明かしたところで幸せな気持ちには導く話題とはならず、タブーとされることの一つであったりします。もちろん、同じ職場で戦っている同士にもなかなか言い出せません。みんな余裕がなさそうだからです。そんなことも解決できないのか、と煩わしく思われ、自分の無力を感じるだけだから、いつも深刻な心の悩みをふと口にしたところで軽く受け流されます。

    もう消えたいな、消えるには後始末をひと

    0
    2014年12月01日
  • 過労死しない働き方 働くリアルを考える

    Posted by ブクログ

    中高生が働くということ、その中で起きている過労死という問題について学ぶには良い本だと思う。知らずに働くのとは違って、正しい勤務時間等の法律について少しでも聞いたことがあれば、就職先としてブラック企業で働くことを選ぶ被害者も減るし、働く中でおかしいことに気づくことができるはず。知識が我が身を助けてくれる。

    0
    2021年09月27日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

     電通の新入社員の自殺の原因が「過労」であるとされて、労基署が電通本社に調査に入っていく・・・・。最近の衝撃的な映像であった。
     本書に取り上げられる「過労自殺」の幾つかの事例。化学プラント工事監督者、システムエンジニア、金融機関の総合職、旅行会社中間管理職、製薬会社社員、外科医、教員・・・これらは、「過労自殺」が決してブラックな一部に存在するのではなく、僕らの日常に構造的に存在する、ということを示す。第一に資本主義のある意味本質的なことであるし(著者は野麦峠の悲劇を例示)、だから強制的にさまざまな規制で命を守っていかなければならないということを後半では提起される。第二に、強欲な消費者やモンス

    0
    2016年12月11日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の若者(20代~30代)は老害と老害予備軍、そして会社に殺されているような気がする。私自身も過労で退職を余儀なくされた身なのでこの本のタイトルのようになる手前でピリオドを打つ事は出来た。だが、現在もその時に患った持病を現在も抱えている。やはり、過労というものは人員不足が最大の要因だろうがそれに加え、パワハラや十分な休暇を与えて貰えず、身体が休まらないために心身共に蝕められる。国が徹底的にこのような会社を無くすような取り組みをしない限り、若者の過労自殺は現象しない。男女共同参画社会の在り方も見直すべき。

    0
    2014年09月01日
  • 過労自殺 第二版

    Posted by ブクログ

    社会は変わらないなぁ。
    イギリスにおける労働者階級の状態から・・、女工哀史か・・・・少しも労働環境は変わっていないなぁ。
    すき家の労働実態が暴露された。
    過労死に関する法律ができたからでしょうか。
    それにしても、2014年6月の労働成果に対する賃金支払いの閣議決定は・・・恐怖だな。

    0
    2014年08月01日