樫田正剛のレビュー一覧
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太平洋戦争中の潜水艦の青春群像
太平洋戦争中の潜水艦を題材にした物語ということで、当初は福井晴敏の「終戦のローレライ」や池上司の「雷撃深度一九・五」のような戦記物かと思っていたが、かなり内容が違っていた。潜水艦に乗り組んだ若者たちの内面が丁寧に描かれている。もともと劇場で上演され、好評を博した作品ということもあって、戦時中の海軍にしては描写がかなり民主的というかユルイ印象で、どちらかといえば登場人物の内面描写にウエイトが置かれている。ガチな戦記物ではなく、戦時を生きた若者たちの青春群像として読むとよいと思う。
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Posted by ブクログ
バレーボール漫画を彷彿させるタイトルだが、真珠湾攻撃の海軍潜水艇、いわゆる人間魚雷の話だ。
敵へ最初に攻撃する栄誉ある仕事のことをあたっくNo. 1と呼んでいる。
元々2001年に舞台の脚本として書かれたものを脚本家直々に小説として書いたものが今作。
私が舞台を観たのは2023年でした。
男だらけの暑苦しくも馬鹿馬鹿しいやり取りもありつつ、いつ開戦するか分からない緊張との背中合わせの日常に胸が痛む。
特殊潜水艇に乗り込む仲間を送り出す場面は、舞台でもしこたま泣いたが、小説でも涙が溢れました。役者たちの声が脳内で再生されます。
戦争なんてやるものではない。人の命より大切なものなんてない。